文学部・文学科 │ 聖徳大学

歴史文化コース紹介

20.04.20



■ コース主任からのメッセージ
■ 充実のカリキュラム
■ 歴史文化コース 3つの強み
 - 動画でみる3つの強み
 - 文章で読む3つの強み
■ 歴史文化コースの魅力
■ このコースに関連する昨年度の記事一覧



コース主任:黒須利夫先生

みなさんは小学校から高校まで、ずっと「歴史」や「日本史」を学んできました。
その結果、歴史とは人名や年代を暗記する学問だと勘違いしていませんか?

大学で学ぶ「歴史学」は、全く異なります。

・高さ約14.7mの東大寺大仏(盧舎那仏坐像)は、なぜ造られたのでしょうか。
・怨霊として恐れられた菅原道真を、私たちはなぜ学問の神様として敬うのでしょうか。
・日本文化というと「侘(わび)・寂(さび)」と言われますが、秀吉はなぜ黄金の茶室を造ったのでしょうか。
・神社を参拝する時は「二礼二拍手一礼」ですが、なぜ出雲大社では「二礼四拍手一礼」なのでしょうか。

このように「歴史学」とは、太古から現在に至るまでの時間の流れの中で生起した、様々な「なぜ」について考える学問です。

そして、歴史文化コースにおける学びの中心は、このような「なぜ」について調べ、考えるための技能を身につけることにあります。

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歴史文化コースでは、「調べる・考える技能」を身につけるために、充実したカリキュラムが用意されています。


歴史文化コースカリキュラムマップ

1・2年生では、「歴史文化入門」や「日本史概説」などの授業で、歴史学・考古学・民俗学・美術史学の基礎を学びます。
3・4年生になると、「古文書学」や「特講」の授業で、より専門的な内容を学びます。

特におすすめしたいのが、「文化財研究」の授業です。
聖徳大学文学部では、1年生の時にRE科目を履修します。「文化財研究」は、歴史文化コース独自の発展科目です。
より専門的に日本文化について学びながら、文化財や博物館・美術館に赴きます。
現在まで、「松戸の文化財:本土寺と中世の城めぐり」、「東京の史跡:武蔵国分寺と東山道武蔵道」、「横浜の文化財:三渓園と周辺の史跡めぐり」などを実施しています。

また、文学部は歴史文化コース以外に5コースが用意されています。文学が好きな方は、ぜひ日本語日本文学コースの科目を履修してください。図書館情報コースの科目を履修して司書資格を取得したり、教養デザインコースのビジネス系科目を履修して就職の準備をすることもできます。

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動画でみる3つの強み

(1分ほどの動画です)

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文章で読む3つの強み

1 多彩な学び

他大学とは異なる歴史文化コースの学びの特色として、考古学・日本史学に加え、民俗学・美術史学を学ぶことができる点があげられます。
民俗学・美術史学の専任教員が所属しているため、いろいろな視点から、日本の文化や歴史を学ぶことができます。

多彩な学びができることを示すのが、学生の卒業論文のテーマです。最近の卒論テーマの一部を、ご覧下さい。

 ・家形埴輪の研究
 ・古墳時代における竪穴住居の復元的研究
 ・平安貴族の生活と陰陽道
 ・古代天皇の食事と鰒(あわび)
 ・戦国時代における武家女性の結婚
 ・新撰組の歴史的意義
 ・少女雑誌の民俗学的研究
 ・「彩の国21世紀かるた」からみる郷土
 ・婦人雑誌からみる洋服の変化
 ・帝国劇場の歴史

オーソドックスなものから、高校の日本史教科書には絶対に載っていない事柄まで、面白そうなテーマがたくさん並んでいます。
この卒論テーマを見ても、自分の知りたい事柄について、多彩な学びができることが分かるでしょう。

2 1つのテーマを突き詰める

卒業論文を執筆するためには、まず自分のテーマを決めなければなりません。
歴史や日本文化に興味があるみなさんならば、「何となく興味がある日本文化」や「好きな歴史上の人物」は持っていると思います。
この漠然とした興味から、卒業論文としてまとめるためには、たくさんの段階を踏まなければなりません。何冊もの本を読み、図書館・博物館・美術館を訪ね、先生と討論を積み重ねて行きます。

歴史文化コースでは、4年間の時間をかけて考える・調べるための技能を身につけ、その努力の結晶として、卒業論文を提出します。
このような課題発見から課題解決に至るという過程は、まさに社会人として求められる能力=課題解決力に他なりません。歴史文化コースにおいて身につけた「調べる・考える技能」は、社会に出ても必ず役立つものです。

3 教員免許・学芸員資格を取得できる

歴史文化コースでは、中学校教諭一種(社会)、高校教諭一種(地理歴史)の教員免許を取得することができます。
特に本学のカリキュラムでは、「古文書学」の授業で近世のくずし字を読めるようになります。また、民俗学や美術史などの他の大学ではあまり学べない授業も、必修になっています。
これらの授業で学んだ知識を活用すれば、必ず中学生や高校生にとって興味深い授業を実施することができるようになります。
現在、聖徳大学文学部では「教員養成課程」を設定し、教職志望者を全力でサポートしております。
この課程を利用して、一人でも多くの方が教員として活躍してもらいたいと考えています。

歴史文化コースでは、学芸員資格も取得することができます。考古学の松尾昌彦先生は、長く博物館に勤務され、数多くの展示を企画されて来ました。また、美術史学の桑原規子先生も、美術館での勤務経験があり、日本国内のみならず海外でも作品調査を実施されています。
松尾先生・桑原先生のもとで学ぶことによって、学芸員資格を取得するとともに、博物館・美術館見学の方法や展示物の扱い方、調査の方法などについても、学ぶことができます。

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歴史文化コースでは、常に学生と話し合うこと、議論することを重視しています。
例えば、3年次の卒業論文デザイン発表会、4年次の卒業論文中間発表会では、張り詰めた緊張感のもと、先生方の質問に対して真摯に答える学生の姿を見ることができます。

この緊張と試練を乗り越えた後、教員と学生との間にはより深い信頼関係が生まれています。よく歴史文化コースは、教員と学生との距離が近いと言われますが、このような授業の実践から来ていると思います。

オープンキャンパスでは、ぜひ歴史文化コースの先輩に、コースの雰囲気を尋ねてみてください。

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・歴史文化コース推薦図書①
・2019年度卒業論文口頭試問
・RE科目「新撰組を歩く」④
・RE科目「新撰組を歩く」③
・RE科目「新撰組を歩く」②
・「文化財実地研修」報告
・RE科目「新撰組を歩く」①
・卒業論文中間発表会が開催されました
・RE科目「博物館・美術館・図書館を歩く」報告③
・RE科目「博物館・美術館・図書館を歩く」報告②
・RE科目「博物館・美術館・図書館を歩く」報告①
・RE科目「人はなぜ怨霊となるのかー菅原道真と平将門ー」報告②
・RE科目「人はなぜ怨霊となるのかー菅原道真と平将門」報告①

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