日本一楽しく学び、国際教養人を育成する「学びの楽しさと感動」「グローバルな教養」新しい文学部 始動!

文学部・文学科 │ 聖徳大学

人生における、とても貴重な本質的体験教育

RE科目「恋の歌を読む―百人一首を中心に―」報告①

24.07.22

「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、 「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。

RE科目「恋の歌を読む―百人一首を中心に―」は、百人一首の歌とその歌人を中心に学びを深め、
平安時代や鎌倉時代の「かな」で書かれた作品を鑑賞する
授業です。
本物に触れ、先人たちの筆づかいや紙の美しさ、和歌にこめた思いを実際に味わえるのが、この授業の魅力です。

もちろん百人一首のかるた取りにもチャレンジしていますよ!

座学の授業では、百人一首を選んだとされる藤原定家(ふじわらのていか)やその特徴的な字、彼の一族について学んでいます。
鎌倉時代に書写された切(きれ・写本の断簡のこと)の本物、手鑑(てかがみ)の複製といった貴重な品を、ガラスケース越しではなく、目の前で見ることができる機会もあります。

例年、百人一首歌では、夭逝した美しき貴公子・藤原義孝「君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな」、怨霊になったという伝説を残す崇徳院「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」といった情熱的な歌に人気が集まっており、「イケメンには何を着せてもかっこいい」など、現代に通じるような歌人のエピソードを楽しく学んでいます。

学外授業では、上野にある東京国立博物館本館を訪れ、グループに分かれて総合文化展内の「お宝探し」をしました。
総合文化展では、撮影禁止のマークがないものについては、個人利用に限り撮影もOK。貴重なお宝をスマホのカメラに収めることもできます。

本館はコンクリートの洋風建築に和風の瓦屋根をのせた「帝冠様式」の代表的建築で、
平成13年に重要文化財に指定されています。
お天気に恵まれた学外授業となりました

今回のミッションは次の通りです。
 ①担当の松本先生・諸井先生を探し、解説を聞く。
 ②興福寺で見つかったお金(国宝)の写真を撮る。
 ③「願文」(重要文化財)を書いた人の百人一首歌は何か答える。
 ④好きな動物の絵の写真を撮る。
 ⑤気に入った作品の写真を撮る。
さあ、制限時間内にミッションは達成できたのでしょうか!?

館内には楽しみながら学べるスポットも

学外授業を終えた次の授業では、自分のお気に入り作品のプレゼン大会を行いました。
1年生ながら、パワーポイントの使いこなし方もなかなかのものでした。

次回は、皇居東御苑にある三の丸尚蔵館の見学の様子と、聖徳大学が所蔵する百人一首関係の貴重な品を間近で見る学内での特別授業の様子を合わせてご報告します。
お楽しみに!

【お知らせ1】
「聖徳大学文学部Instagram」が開設されました。
ぜひブログと合わせてご覧ください!
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【お知らせ2】
聖徳大学収蔵名品展「源氏と狭衣 王朝文学の世界」が、NHK総合「おはよう日本(関東甲信越)」で紹介されました。本学が所蔵する重要文化財『源氏物語』『狭衣物語』などの学術コレクションを大公開しております。ぜひお越しください。
会 期:令和6年4月2日(火)~ 令和6年11月30日(土)
時 間:9:00~17:00(休館:日曜日・祝日と学事日程による休業日)
会 場:聖徳大学松戸キャンパス 1号館 聖徳博物館 / 8号館1階 企画展示ギャラリー
観覧料:無料

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