RE科目「もっと!図書館を歩く」報告②
25.01.20
「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。
秋学期RE科目「もっと! 図書館を歩く」では、さまざまな種類の図書館を訪れて、伝統的、先進的な図書館サービスを肌で感じながら、これからの図書館に求められるサービスを考えます。
12月1日(日)の午前、私たちは「東京文化会館音楽資料室」を訪問しました。東京文化会館は、オペラ、バレエ、オーケストラなどのさまざま公演を行う大小のホールのほか、音楽の専門図書館である音楽資料室を備えたわが国を代表する音楽の殿堂です。今回は、音楽資料室の開館前の時間を利用して、職員の方から説明を受けながら館内の見学をさせていただきました。
音楽資料室には、図書、雑誌、楽譜、CDやレコードのほか、東京文化会館で開催された公演のプログラムが保存されています。このような専門的な資料を扱う図書館ですが、中学生以上ならだれでも無料で利用することができる図書館です(小学生も保護者同伴での利用ができます)。
そうした資料に実際に触れ、多様な音楽資料の奥深さを知ることができました。
今も現役で使用されている目録カードに、学生たちは興味津々。現在では貴重なレコード・プレイヤーをはじめとした各種の再生機器がずらりと並ぶ光景も圧巻です。
見学後には、職員の方への質問の時間を設けていただきました。
やはり、「専門的な図書館で働くにはどうしたらよいか」は気になるところです。「学生時代は音楽を専門的に学んでいたわけではない」とのことですが、まずは図書館の専門的な知識をしっかりと身につけ、そして働く中でも対象となる分野と専門的な資料について学び続けることが必要など、図書館員としての日々の研鑽が重要ということがわかりました。
情報のプロが働く図書館。新しいサービスを考えるヒントが一杯の訪問でした。
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