
春学期RE科目が開講されました
25.04.26

「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、
「RE科目(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)」のご紹介です。
聖徳大学文学部では、1年生を対象に、「学びの楽しさと感動」をコンセプトとした、本物を見て学びを深める体験型授業「RE科目」(正式科目名は「人文科学入門」)が開講されています。
25年度春学期のラインナップは、以下の通りです。
1「恋の歌を読む ー百人一首を中心にー」
2「文豪を訪ねてⅠ-漱石と鴎外の世界-」
3「人はなぜ怨霊となるのか? -菅原道真と平将門-」
4「博物館・美術館・図書館の歩き方」
5「一流のホスピタリティを訪ねてI-エアライン業界編-」
6「ディズニーとスヌーピーで学ぶアメリカ文化・文学」
初回のガイダンスでは、各担当教員によるスライドを用いた熱いプレゼンがありました。
(こちらの文学部Instagramから、熱いプレゼンの抜粋をご覧いただけます。
https://instagram.com/seitoku_bungaku?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==
併せてお楽しみください)
先生方の解説を聞きながら、学生たちはどの科目を選ぶか、一生懸命考えている様子がうかがえましたよ。

「恋の歌を読む ー百人一首を中心にー」
三十一文字の背後には、どんな情熱があったのか――。百人一首の歌とその歌人を中心に学びを深め、平安時代や鎌倉時代の「かな」で書かれた作品を鑑賞する授業です。
講義では、精巧な複製も資料として用いながら、作品を味わうポイントを伝授するほか、百人一首のかるた取りにもチャレンジします。聖徳大学図書館が所蔵する百人一首関連の作品も間近で見られます。学外研修では東京国立博物館や五島美術館を訪れ、先人たちの筆づかいや紙の美しさを実際に体験してもらう予定です。


「文豪を訪ねてⅠ-漱石と鴎外の世界-」
作家ゆかりの土地を訪ねて、その作品世界に迫る科目です。春学期に開講されるIで対象にする作家は、夏目漱石・森鷗外・村上春樹・小川洋子の4人です。
講義では4人の作家の8作品を深く読みこんでいきます。学外研修の1回目は文京区の森鷗外記念館から東京大学を歩き、2回目は新宿区の早稲田の漱石山房記念館から早稲田大学までを散策する予定です。


「人はなぜ怨霊となるのか? -菅原道真と平将門-」
平安時代には、菅原道真・平将門など、たくさんの怨霊が出現しました。この授業は、道真や将門がどのように怨霊となっていくのか、そして平安時代にはなぜ次々と怨霊が出現したのかについて、考えることを目的とします。
学外研修は、まず都内で将門の首塚、将門を祀る神田明神に赴きます。もう1カ所は鎌倉で、鶴岡八幡宮に参拝した後に、鎌倉御所跡や頼朝の墓、そして菅原道真を祀った荏柄(えがら)天神を訪れる予定です。


「博物館・美術館・図書館を歩く」
国際子ども図書館、書道博物館といった施設が、どのようにして作られ、どのような工夫がなされているのか学べる授業です。実務経験のある教員と一緒に、知と芸術の宝庫をめぐりながら「社会教育」について考えていきましょう。
学外授業では、国際子ども図書館や書道博物館を実際に訪問し、学芸員や図書館員から役割や特徴について説明を受ける予定です。


「一流のホスピタリティを訪ねてI-エアライン業界編-」
一流で本物、そして最先端のホスピタリティを、講義での事前研究と現場体験のフィールドワークで学びます。春学期は、航空業界の概要・動向や業界の仕事、航空会社の事業や経営、客室乗務員やグランドスタッフのホスピタリティの考え方や接遇等を学びます。加えて、今年度は自身がツアーをプランニングし、実際にリアルにそのツアーを体験する企画も用意しています。
フィールドワークでは、1回目に成田空港、航空科学博物館の見学、2回目は、自身が作成したツアープランニングに沿ったリアルな体験を享受できる内容となっています。


「ディズニーとスヌーピーで学ぶアメリカ文化・文学」
ディズニーやスヌーピーという二つのコンテンツがぎゅっとつまった、充実した科目としてリニューアルしました。アメリカを代表するこれらのコンテンツからどんなアメリカがみえてくるか、これらがどんな影響をアメリカ文化にもたらしたのか、をテーマに楽しく学びます。
講義を受けた後、東京ディズニーランドとスヌーピーミュージアムを実際に訪れます。お友だちと訪れたのでは経験できない深い学びを経て、各自のテーマを探求するとともに、それぞれの素晴らしい世界観を体験しましょう。


先生たちの熱のこもったプレゼンは、熱いバトルのような面もあり、学生たちは大いに盛り上がって聞いておりました。
希望調査アンケートでも「このRE科目を受けるために聖徳大学に来ました」とか「先生の熱のこもったプレゼンが科目を選んだ決め手でした」などのコメントが寄せられていました。
今後も本ホームページにて、RE科目のレポートを随時更新していきます。
お楽しみに!

【お知らせ1】
「聖徳大学文学部Instagram」では、さまざまな1分動画の連載が始まりました。
たくさんの学生の「生の声」が聞ける動画になっています。ぜひブログと合わせてご覧ください!
https://instagram.com/seitoku_bungaku?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==
【お知らせ2】
聖徳博物館で、聖徳大学収蔵名品展「和のうた、和のこころ―美しき“かな”の世界―」が、3月3日(月)から5月10日(土)まで開催されています。
平安・鎌倉時代に書かれた貴重な古筆切(こひつぎれ)のほか、長年書道文化コースでご指導くださった岩井秀樹先生の作品も特別に展示されます。
新旧の“かな”の競演をぜひご覧ください。
会 期:令和7年3月3日(月)~5月10日(土)
時 間:9:00~17:00(休館:日曜・祝日と学事日程による休業日)
会 場:聖徳博物館(聖徳大学川並弘昭記念図書館8階)
観覧料:無料