松戸の魅力を発信!学生が作るフリーペーパー「まるま」①
20.03.03
皆さん、こんにちは!
今回は、松戸の魅力を学生目線で紹介するフリーペーパー「まるま」の活動を紹介します!
美術教育を研究する「大成ゼミ」と松戸市観光協会が協力し作っているのが、この「まるま」。
「アートパーク12」の準備と並行して創刊号を作りました。
「まるま」を作るきっかけは・・
学生が松戸のことをあまり知らない・・「分からないなら行ってみよう!」
インスタグラム投稿やスマホ撮影など日常的に写真の表現を楽しんでいること・・「写真で表現してみよう!」
駅前活性化のために観光協会からオファーがあったこと・・「様々な人に写真を中心に松戸の良さを知ってもらえるフリーペーパーを作ろう!」
学生が地域を取材し、地域に新たな視点を発信すること、人・社会とつながるデザイン、写真表現の可能性等を学習することがこの活動の目的です。
最初の編集会議は、フリーペーパーの方向性を決めるために、全国のフリーペーパーを集め、見比べました。
「写真を大胆に使ったものや、余白を生かしたデザインが良く見える!」気になったフリーペーパーを参考にし、大きさはA5サイズで10ページにすることに。
タイトルもみんなで考え「まるま」に・・「まつど」の良いところ(=まる)を紹介するので、略して「まるま」。ロゴデザインも色々考えました。
創刊号のテーマは、重要文化財の戸定邸を取り上げることもあり「レトロ」に決定!
取材、紙面デザインは記事ごとに担当し、写真と文章とレイアウト案を考え、全員で検討しました。
最終デザインは、ゼミの卒業生がまとめることに。
編集会議はLineでも行い、頻繁に意見交換をしました。
ここからは取材の様子。
まずは、こだわりの品揃えの日用品店「山田屋」。
「レトロな日用品は、家族や様々な人をつなぐツールになるかも・・」
テレビでも紹介された名物店主のいる喫茶店「純喫茶 若松」。
店主の「のりこさん」に、人生相談(?)にものってもらいました。
100年続くお豆腐屋「相模屋豆腐店」。
お豆腐や美味しいおいなりさんの味を文章で表現するのは難しかったです。
先代の頃はラッパを吹いて豆腐を販売していたとか、昔の松戸の様子も聞くことができました。
「マツド駅前ホコテンプロジェクト」では「まるま」の告知を行い、その様子も記事にすることにしました。
初稿は、ちょっとありきたりの内容になっていました。
例えば、戸定邸は、多くのメディアで取り上げられていることもあり、より学生ならではの視点が必要。ディスカッションを通して、取材で感じたことをより伝えていこうという編集方針に固まって行きました。
戸定邸は、長い縁側でのひなたぼっこが印象的であったため、1ページ全体をその写真でデザインすることに。サブタイトルは「戸定邸ひなたぼっこ」。
古い家屋の縁側や、畳が敷き詰められた大きな和室は新鮮で、日向ぼっこと合わせ、戸定邸の良さとして紹介することに。
創刊号は、約半年かけて完成しました。
観光協会や取材先店舗、市の公共機関、学内の図書館等に置かせてもらえることに。
オープンキャンパスでも配布しています!
フリーペーパーを作り終え、取材先にお礼と設置のお願いに。
「皆さん、喜んでくれて良かったです!」
編集後記。
出てきたキーワードは「手間」の重要性。
効率性を求める現代において、手間をかけることは、とかく省かれがちです。
インターネットの情報は、ともすると「分かったつもり」を生んでいます。
そうではなく実際に地域に出向き、その場で体験したこと、感じたこと、様々な人に話を聞くことが、ものの見方や人、世界との関わり方の幅を広げていくために大切であるということに気づけました。
これは今回の「まるま」の提案する一つの視点となり、SNS時代にフリーペーパーを作る意味も考えられました
また、プロから仕事に対する考え方や、こだわりを聞くことは、キャリアを考える活動にもなりました。
第2号は、文化事業にも力を入れている松戸市なので「アート」をテーマに取り上げます。
4月発行を目指し、現在編集中。皆さんお楽しみに!
今回は「松戸で学ぶ」をテーマに記事を選んでみました。
★「上田ゼミ&山﨑ゼミ インタビュー調査『団地の子育て』」はこちら!
★「ピアノと絵本で、松戸の子どもたちと交流を!①」はこちら!
★「テラスモール松戸『キッズスペース・ロコロコ』ができるまで!」はこちら
★「『アートパーク12 〜伝説のこども魂〜』開催!①」は こちら!
★「『子どものための地域活動』② かえっこバザール」はこちら!
★「スポ健1年生 ルーマニアのリレー代表選手と交流」はこちら!
★「松戸中央公園カラフルプロジェクト① 大成ゼミ&西園ゼミ」はこちら!
★「『松戸市食育かるた ぱくぱく家族』ができました!」はこちら!
★「献灯まつり 聖徳大学のある松戸は風情のある街」はこちら!
(児童学部)