文学部・文学科 │ 聖徳大学

日本語・日本文学コース紹介

20.04.20

SEITOKUで日本文学の深い森へ


コース主任:重里徹也先生

日本語と日本文学の専門家になろう。
日本語の「読む・聞く・話す・書く」の達人になるだけではありません。日本語の歴史、文法、音声、方言、文章作成をじっくりと学び、国際社会で不可欠な「自国の文化への深い理解」を身に着ける基本にしましょう。
日本文学は『古事記』から数えると1300年、『源氏物語』からだと1000年の歴史を持っています。さあ、あなたも文学の森の探索に出かけましょう。古典から現代まで、万葉の歌人たちから、村上春樹や小川洋子まで、魅惑の授業が待っています。



■ 充実のカリキュラム
■ こんな先生、こんな授業
■ 魅惑のRE科目
■ このコースに関連する昨年度の記事一覧


日本語と日本文学のスペシャリストをめざして、充実したカリキュラムが組まれています。

楽しく基礎から学べる日本古典文学入門は人気科目の一つです。日本文化入門(宮崎駿のアニメ『千と千尋の神隠し』の授業も!)や文学史の授業で基本的な知識を身に着けた後は、講読や演習で日本文学の楽しさ、面白さを思いっきり味わいましょう。

日本語表現法という科目では、文章の書き方を学び、「書けない」とつぶやいていた先輩もいつのまにか、苦手意識を払しょく。比較文学の授業では最先端の文学理論を知り、文学というものの底知れない深さを感じてください。

中学・高校の国語科教員をめざす人にも朗報です。2020年4月から教育実習は3年次実施に。教員採用試験に向けて、対策講座も充実しています。

さらに新設科目「編集・ジャーナリズム論」では大手出版社の編集者や全国紙の記者に、最前線のメディア事情を学びます。「文芸創作」はエッセイストや小説家をめざすあなたに、文章で表現する喜びを味わっていただきます。

学校の先生をめざすのか。一般企業に就職するのか。マスコミに目を向けるのか。文章を書く仕事を選ぶのか。日本語・日本文学コースで、あなたの可能性を追い求めてください。

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専任の先生方をご紹介します。授業の楽しさが伝わるでしょう。

①丁寧で優しい先生
新入生の研修合宿の一コマ。腹ばいになって話しているのは、平安文学が専門の諸井彩子先生です。学生たちより視点が低いのにご注目ください。日文コースに「上から目線」の先生なんていません。

平安時代。宮中で働く「女房」たちは、どのような活躍をしたのでしょう。1000年前と現代を比較しながら、和歌や物語の魅力を深く理解するのが諸井先生の授業です。

②最先端の比較文学
李哲権先生は中国生まれ。中国語、日本語、韓国語、英語が堪能で、世界中の文学に通じておられます。研究対象は夏目漱石、川端康成、宮沢賢治、ミラン・クンデラ(チェコの小説家)など。

「テクストをなめるように読もう」が口癖。日本や世界の文学理論を背景に、その作品の裏にある哲学や思想を丹念に読み込むのが特徴です。こんなふうに紹介すると難しい先生のようですが、いつも朗らかな笑顔で、その学問を慕うファンが多いです。

③実物にふれる授業
「松尾芭蕉の俳句って、どのように書いてあるのでしょうか。昔の本をさわったことがありますか。実物に触れて、みなさんの学びを深めましょう」。そう話すのは、松本麻子先生です。

ご専門は連歌。連歌とは、何人かで長句(五七五)と短句(七七)を詠み続ける古典詩歌です。写真で手にされているのは室町時代の連歌の懐紙(清書したもの)。大学では平家物語から、徒然草、芭蕉、西鶴、近松なども担当されます。

④徹底的に語り合う授業
先生と学生の距離が近く、なごやかに、でも、徹底的に語り合うのが日文コースの特徴です。私(重里)のゼミのモットーは「生は喜びだ。それを味わうのが文学だ」。

大正、昭和、平成の作家が主な研究対象で、最近は現代の女性作家を卒論に選ぶ学生も多いです。

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参加して体験しよう
日本語・日本文学コースはRE科目(参加型体験授業)も充実しています。
①RE「文豪を訪ねてⅠ、Ⅱ」
李哲権先生と私が担当しています。
写真はRE「文豪を訪ねてⅠ」で東京・早稲田の漱石山房記念館を訪れた時の一コマ。

この記念館で、ぜひ、漱石先生の書斎が再現されているのをご覧ください。高く積まれた洋書の山に、一体、どれだけ勉強したのか、と気が遠くなりそうです。

RE「文豪を訪ねて」は春も秋も開講。春は夏目漱石、森鷗外、村上春樹、秋は太宰治、芥川龍之介、川端康成を中心に、作家の魂に迫ります。

②RE「恋の歌を読む―百人一首を中心に―」
写真はRE「恋の歌を読む」で東京・丸の内の出光美術館を訪れた時のもの。書道文化コースの岩井秀樹先生、日文コースの諸井彩子先生、松本麻子先生のご担当です。

日本文学が古来、恋をうたってきたことはよく知られているところです。このRE科目では、古筆を直接に見学してその美しさを味わい、日本列島で暮らしてきた人々が、どのように人を思い、それを表現してきたかを体験します。古代を生きた人々が、とても身近に感じられることでしょう。

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・日本語・日本文学コース推薦図書①:古典編
・2019年度卒業論文口頭試問
・文学部卒業生がエッセイ集を刊行
・RE科目「文豪を訪ねてⅡ」報告②
・諸井先生の著書が関根賞を受賞しました!
・RE科目「文豪を訪ねてⅡ」報告①
・重里教授の『平成の文学とはなんだったのか』が刊行されました!
・卒業論文中間発表会が開催されました
・RE科目「恋の歌を読む-百人一首を中心に-」報告②
・RE科目「文豪を訪ねてⅠ」報告②
・文学部学生が県高校生文芸大会で研究発表:『サラダ記念日』に示された「現代女性の心のカタチ」テーマに
・RE科目「恋の歌を読む-百人一首を中心に-」報告①
・RE科目「文豪を訪ねて」報告①
・授業紹介:古典作品プレゼン大会

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