RE科目「文豪を訪ねてⅠ」報告②
26.08.02

「学びの楽しさと感動」をコンセプトとした、本物を見て学びを深める文学部1年生向け科目「RE科目」のご紹介です。「RE」とは、「Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験」を意味します。
作家ゆかりの土地を訪ねて、その文学世界を追体験するRE科目「文豪を訪ねてⅠ」では2回目の学外授業として、東京都新宿区の早稲田界隈を散策しました。夏目漱石や坪内逍遥、村上春樹や小川洋子をめぐる一日です。
まず、訪れたのは漱石山房記念館です。漱石が晩年の9年間を暮らした場所に建てられた美しい文学館です。最初に学生たちを待ち受けたのは、再現された書斎でした。うず高く積み上げられた洋書。どこか静けさが漂う雰囲気。日本の近代文学を代表する文豪は、どんなことを考えながら原稿用紙に向かったのでしょうか。現実とは違う空気が流れているような思いにとらわれました。

館では企画展「夏目先生 漱石の教師時代」が開催されていました。漱石は東京専門学校(現在の早稲田大学)、愛媛県尋常中学校(松山)、第五高等学校(熊本)、東京帝国大学(現在の東京大学)などで15年間にわたって、教壇に立ちました。


会場には漱石が生徒たちにあてた手紙をはじめ、当時の写真や弟子たちが著した本などを展示。熱意をもって若者たちに接し、叱咤激励を続けた漱石の素顔が伝わってきました。

結構漱石先生は小柄なんですね
次に歩いて、早稲田大学へ。大隈講堂の前で記念写真を撮った後、坪内逍遥ゆかりの演劇博物館を訪れました。1年ぶりにお会いするボランティアの解説員、加藤光孝さんたちが、「聖徳さんが来られるのを楽しみにしていました」と笑顔で迎えてくださいました。熱心な言葉に誘われて、世界の演劇史を楽しめました。



すぐ近くにある国際文学館(村上春樹ライブラリー)では、海外でも高く評価されている村上春樹の世界に思いをはせることができました。また、聖徳生たちに人気の小川洋子も早稲田大学の出身です。キャンパスや学生街では現代日本を代表する作家たちの青春を思い描くことができました。

参加した学生たちからは「夏目漱石のことをたくさん知ることができました。どんな暮らしをしていたのかも身をもって感じることができました」「教育は当人の意思で当人のためにやるべきだ、という漱石の思想に接して、いろいろと考えさせられました」「坪内逍遥先生の苦労がよくわかりました」「村上春樹さんの小説をもっと読みたいと思いました」など、さまざまな感想を聴くことができました。
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