文学部・文学科 │ 聖徳大学

2018年度卒業論文口頭試問②

19.03.07

~英語・英文学コース編~
前回の記事に引き続いて、卒業論文の口頭発表会をリポートします!
英語・英文学コースでは、去る1月23日におこなわれ、4年生のみんな、満場一致で合格しました!
平成最後の発表会では、名作の文学作品から、ダンスやコミックといったモダン・カルチャー、スキルアップを兼ねて英検で挑戦した論文など、多方面の分野からテーマを選んでいました。

●「赤毛のアン」を扱った1人はアンの成長を考察しました。当初、アンは自分の赤毛にコンプレックスを持っていますが、成長するにつれて、その赤毛を自分の個性の一つとして受け入れるようになります。卒論を通してこのようなことが発見できました。作者モンゴメリはカナダの出身だったので、2年生の頃の海外語学研修の思い出が甦ったかもしれませんね。

●別の学生は、アメリカの社会や歴史を背景に、音楽とダンスについて発表しました。
「ヒップホップ」について、一見して怖い見た目の服装やダンス・スタイルには、犯罪や暴力から街を守る若者がルーツにあったそうです。当時の勇敢で優しい人々に対して親しみの湧くお話しでした。本人もダンス・レッスンに大学生活の多くを費やし、一生懸命の4年間でした。

●スヌーピーでお馴染みの漫画ピーナツ(Peanuts)について書いた4年生からは、チャーリー・ブラウン、ルーシーなど、周りの子供たちの性格から魅力を解き明かしました。詩人で漫画の翻訳を手掛けた谷川俊太郎や、精神分析医エイブラハム・ツワルスキーの著書も交え、ときにユーモアを楽しみ、ときに子供たちの不器用な生き方に共感するお話しでした。

●英語検定の長文読解の分析では、コンピュータ・ソフトを使ったり、自分で解いてみたり、読む人が難しいと感じる文章の特徴を、色々な角度から解説しました。英検2級と準1級では単語が難しくなるだけでなく、センテンスが長くて複雑な構文が使われるようになります。発表者の本人も、今回のテーマが英検の受験に役立ったみたいです。

今年度は、写真つき&カラー印刷の論文が提出されました。

自らリサーチ先で撮影した資料館・ミュージアムの外観まで! 丁寧に作った痕跡が、テーマの愛着を感じさせます。先生方はそれぞれに違った分野が専門なので、色々な観点から貴重な講評も頂けて、終始なごやかな会でした。
最後まで4年生全員、がんばって書き上げたと思います!

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