片山ふみ先生が日本読書学会研究奨励賞受賞!
18.08.03
文学部図書館情報コースの片山ふみ先生が筆頭著者をつとめた論文「ベテラン保育士の絵本選定:絵本に対する価値観と出版社へのイメージに着目して」(読書科学59巻4号掲載)が平成30年度日本読書学会研究奨励賞を受賞しました。
片山先生は、児童書出版者についての研究を専門としており、現在は幼い子どもの読書環境は本を作る大人、そしてそれを選び与える大人によって規定されると考え、そうした立場にある大人(親、出版者、保育士、図書館員など)のもつ絵本に対する価値観とその形成過程を解明することが、子どもの読書環境の把握につながるという視点で研究を進めておられます。
この度の受賞論文はこの一連の研究の中の一部ということですが、研究テーマとアプローチに対し独自性と新規性が認められ、読書社会学という新しい学問分野を切り拓いた論文として評価を受けました。
論文はJ-STAGEにて無料公開されています。→こちらをクリック