文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「戦国大名」報告

24.01.08

日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、
「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。

RE科目「戦国大名」は、小田原にて史跡踏査を行いました。
北条氏(後北条氏)は小田原城を本拠として、関東一円を支配しました。授業では戦国時代の大名と城について学んできましたが、学外授業では小田原城と周辺の遺構を訪れ、戦国時代に関する授業の学びを振り返りました。
担当は、歴史文化コースの黒須利夫先生と藤井崇先生です。

学外授業の当日は天候に恵まれ、少し歩くと暑いほどでした。まずは、小田原城を訪れました。小田原城趾公園では、馬出門(うまだしもん)から銅門(あかがねもん)という、本来の登城ルートで入城し、天守閣の前で記念撮影を行いました。

その後、戦国時代の北条氏小田原城の景観を探るために公園の裏山を登り、八幡山古郭の遺構に向かいました。城趾公園よりも一段高い所に、戦国時代の北条氏の居館があり、そちらの方が北条氏の本来の本拠地でありました。

さらに、小田原城の主郭(本丸)があった県立小田原高校の隣を抜けて、「小峯御鐘ノ台大堀切」に向かいました。戦国時代の城には、その外郭に空堀と土塁をめぐらし、総構(そうがまえ)と呼ばれる防禦施設を備えているものがありました。
小田原城の総構は総延長9㎞にも及び、当時の全国最大規模を誇っており、このことから難攻不落の城とも呼ばれていたのでありました。

「小峯御鐘ノ台大堀切」は小田原城総構の一部で、戦国時代当時の姿をよく残す貴重な遺構です。現在でも、幅20~30m、深さ10m以上、堀の角度は50~60度という空堀がおよそ250mにわたって残っています。
現存する空堀としては、全国でも最大規模です。皆で一緒に、城攻めをする戦国時代の兵となった気分で、空堀の底を歩きました。(写真04~06)

今回の学外授業は天候に恵まれ、予定通りに踏査を進めることができました。
夕刻、小田原駅前で小田原城天守閣を背景に記念写真を撮影して解散となりました。
途中には少しの山登りもありましたが、八幡山から見た相模湾の眺めも素晴らしく、充実した一日となりました。

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