文学部・文学科 │ 聖徳大学

春学期授業の紹介:対面とオンラインを併用したハイブリッド授業「図書館制度・経営論」

21.08.30

春学期の授業は対面を中心に実施しましたが、一部の科目は対面とオンラインを併用したハイブリッド形式で実施しました。

この授業は、図書館情報コースの必修科目「図書館制度・経営論」という科目で、司書資格の取得に必要な科目でもあります。図書館経営に必要なヒト、モノ、カネを支える法制度を学びます。

中心となるのは法律の条文の読解です(みなさん法律は好きですか?)。条文の読解方法は国語の現代文の読解とよく似ています。日本語で書かれた現代文でも読解にはトレーニングが必要なように、条文も主語と述語の関係、代名詞や指示語の具体化、接続語を挟んだ前後の文の関係・・・など、日本語の文法を考えながら読解し、条文の抽象的な表現を現実の具体的な出来事に当てはめていきます。法律を使うためにまず必要なのが読解力。実は文学部と法律はとても相性が良いのです。

さて、ハイブリッド授業ではiPadによる板書の画面をオンライン会議システムのTeamsで配信しています。これにより、教室で対面する学生とオンラインで参加する学生の双方が同じ板書を見ながら説明を聞くことができます。そして、教員からの問いかけには、教室の学生はもちろんですがオンラインの受講生も挙手機能やコメント機能等を用いて発言し、対話をしながら授業が進んでいきます。このように、ハイブリッド授業では、対面とオンライン共にリアルタイムで授業に参加することができます。

この授業では、毎回の授業のまとめとして学習したことを他人に説明する文章を書きます。いわば「教科書」の執筆です。そして、次の時間の冒頭にはみなさんが執筆した教科書を共有しながらふり返りをします。こうして、法律の条文の理解を深めるとともに、読解力と文章表現力を身につけています。

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