文学部・文学科 │ 聖徳大学

プレミアムRE科目「色で読み解く源氏物語」報告

24.02.05

「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、1年生向けの聖徳大学文学部の体験型授業、「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)。
学生の皆さんからの高い支持に応え、今年度から「プレミアムRE科目」として、2年生以上の皆さんに向けた体験型授業がスタートしました。今回はそのうちの1つの紹介です。

プレミアムRE科目「色で読み解く源氏物語」は、女君たちの服飾描写を中心に『源氏物語』を読み解き、平安時代の文化を深く学ぶ授業です。
担当は、平安文学がご専門の諸井彩子先生。
大河ドラマ「光る君」の主人公として注目を集める紫式部の、作家としての力量にも迫ることができますよ。

国宝源氏物語絵巻の複製を使い、当時の絵画表現も見ていきます

光源氏が女君たちに正月の晴れ着を贈った「衣配り」の場面では、
・最愛の妻である紫上
・紫上が養女とした明石姫君
・夕顔の遺児で光源氏の養女となっている玉鬘
・玉鬘の母親代わりの花散里
・明石姫君の実母である明石御方
・宮家の姫である末摘花
・一夜だけ関係をもった人妻である空蝉
といった女君たちに、いわば「七人七色」の衣装が贈られ、その着こなしも「七人七通り」に描写されています。
学生の皆さんはグループワークをしながら、それぞれの女君のキャラクターを分析していきました。

「トータルコーディネートしている明石御方の「できる女感」が凄い」
「生活力のないダメダメな末摘花が、逆に可愛いと思いました」
「文を置いたのは意図的ではないか?という説がおもしろかった。真相が気になる」
「何だかんだで一番幸せなのは玉鬘だと思います」
「よくここまでキャラクターの書き分けができたと思う」
などなど、学生の皆さんは、多彩な登場人物に感情移入したり、紫式部に感心したり。

和紙を使い、それぞれの女君をイメージした「襲色目(かさねのいろめ)」のしおり作りも楽しみました。

同じ「玉鬘」という女君をイメージしたしおりも、それぞれの好みで素敵な仕上がりに

この授業の「お楽しみ」はそれだけではありません。
お二方のゲストスピーカーをお呼びしており、通常の古典文学の授業では経験できない、新しい知の扉を開くことができる科目となっているのです。

一つめは、現代の色彩心理学の視点で、といった色を分析する、西村まどか先生のご講演「色彩から読み解けるもの」
〈推し〉カラーを分析する楽しみが増えますね。

古今東西の色にまつわるご講義に「そうだったのか!」と多くの学びが

二つめは、香道研究家の嶋田華子先生をお招きし、香の歴史を学ぶとともに、源氏物語をもとにした組香「源氏香」体験ができる「薫りに親しむ」
5つの香炉の香木のほのかな香りを聞き分ける、日常とは異なる空間に身を置くことができますよ。

おみやげとして、和紙でできた香袋に、好みの香をブレンドする楽しみも。
香炉にのせた小指の爪ほどの小さな香木で薫りを聞き分けます
嶋田先生の示す答え合わせでびっくり!

大学生活の集大成である卒業論文、さらにはこれからの人生にも生かせる、深い教養を身につけることができるプレミアムRE科目「色で読み解く源氏物語」
皆さんも聖徳大学文学部で、体験してみませんか。

【お知らせ】
「聖徳大学文学部Instagram」が開設されました。
ぜひブログと合わせてご覧ください!
https://instagram.com/seitoku_bungaku?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==

【ご案内】
文学部の諸井彩子先生が、聖徳大学オープンアカデミー(SOA)のオープニングセレモニーで講演をされます。
講演:「紫式部にみる〈学び〉の力」
■日時:4月20日(土)13:30~15:00
■会場:聖徳大学キャンパス
■参加費無料、要事前申込 ※参加申込フォームまたは電話にてお申し込みください。

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