文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「もっと!図書館を歩く」報告②―武蔵野プレイスの見学と企画発表会―

24.02.12

RE科目「もっと!図書館を歩く:未来の図書館をつくるアイディア」は、先進的なサービスを展開している図書館を訪ねサービスの最前線を体験したあと、受講生自身が実際に新しいサービスの企画にチャレンジする参加型授業です。

学外研修の2回目は、「ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」(東京都武蔵野市)を訪れました。今回は、この科目のまとめとして受講生が企画した新サービスの企画発表会の様子も一緒にお届けします。

武蔵野プレイスは、図書館と「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」の機能を併せもつ公立の複合機能施設です。1Fのパークラウンジにはゆったりと読書や談笑しながら休憩できるカフェスペースや展示スペースがあり、賑やか。もちろん静穏な環境が保たれたメインライブラリーも地下1階にあります。地下2階のティーンズスタジオでは、勉強・読書などができるラウンジのほか、各種のスタジオ(楽器演奏、ダンス、工作)があり、長時間滞在して楽しめる施設となっていました。そろそろ学期末試験が始まる時期だからでしょうか。放課後の時間帯にはたくさんの高校生も来館していました。

さて、2回の学外研修を終え、この科目の最後のまとめとして「図書館の新しいサービス」を考えていきます。まず、グループごとにテーマを話し合います。決まったテーマについて中間発表を行い、受講生同士でのディスカッションや担当教員からのアドバイスを受けてから本調査を開始しました。

そして、1月12日(金)には企画発表会を行いました。ゲスト講師として、聖徳大学名誉教授であり元国立国会図書館国際子ども図書館館長の村山隆雄先生、そして、公立図書館の運営を委託管理されている株式会社すばるから図書館事業部司書の横田英彦さまをお招きしました。

企画発表では、図書館の交流の場としての機能に着目した企画、貸出や書架への案内などにロボットやスマホアプリを活用する具体的な企画、“推し活”支援を通して多様な情報提供を目指す企画、本の装丁に着目して出版社と協力した製本イベント企画が提案されました。

ゲスト講師の両先生からは、図書館の現状を踏まえての実践的なアドバイスをいただき、実際の図書館でサービスを実施していくための視点を学びました。

村山先生からは最後に「若いみなさんならではの自由な発想で図書館を盛り上げてください!」とあたたかいエールをいただきました。

この科目の受講を通じて図書館により興味を持った学生が多いのではないかと思います。
受講生の中には、これから図書館をより専門的に学んでいく学生や図書館の利用者としてサービスに参加する学生もいます。今後の学びにつながる大きな気づきになったのではないでしょうか。

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