文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「恋の歌を読む」報告①―聖徳大学所蔵名品展「百人一首とかるた~書・描・遊~」―

22.07.17

RE科目「恋の歌を読む―百人一首を中心に―」は、百人一首の歌とその歌人を中心に学びを深め、
平安時代や鎌倉時代の「かな」で書かれた作品を鑑賞する授業です。
本物に触れ、先人たちの筆づかいや紙の美しさ、和歌にこめた思いを実際に味わえるのが、この授業の魅力です。

今回は、7月11日(月)から聖徳大学8号館1Fで行われている、
聖徳大学所蔵名品展「百人一首とかるた~書・描・遊」との特別企画の様子を紹介します。
百人一首に関わる資料やかるたなど、非常に豪華な展示となっていますよ。

まずは色鮮やかな「奈良絵本 百人一首」
奈良絵本とは、室町時代末期から江戸時代初期にかけてつくられた彩色の挿絵入りの写本です(なぜ「奈良」と呼ばれるようになったのかははっきりわかっていません)。
美しい紙に、百人一首歌人の絵が一人ずつ描かれ、和歌が書かれた、非常に豪華な絵本です。

今回学生の皆さんは、聖徳大学所蔵の3つの奈良絵本の絵や和歌を比較し、それぞれの奈良絵本の特徴を明らかにするグループ発表を行いました。
歌人の服の文様や、座っている畳に注目したり、使われている変体仮名の違いに注目したり、日頃の学びを生かした発表となっています。
この3つの奈良絵本を比較したのは、世界でこのRE科目だけ。とても貴重な経験になりました。

続いて何といっても注目されるのが、RE科目「恋の歌を読む」受講生の皆さんにはおなじみ、百人一首の撰者とされる藤原定家(ふじわらのていか)の日記「明月記」の断簡です。
定家という人はとても几帳面だったのか、18歳の頃から74歳までの56年間の日記が残っています。聖徳大学が所蔵するのは、その一部が切られて掛け軸に仕立てられたもの。
定家が40歳だった、建仁元年(1201)正月初旬の日記で、後鳥羽院の年始の御幸の様子が書かれています。

そのほか、百人一首のかるたはもちろん、徳川家に伝わったものと推測される「伊勢物語かるた」や、「源氏物語かるた」といった美しいかるたも見ることができます。金や銀がきらめく札の一枚一枚に、肉筆で絵を描き、和歌の上の句を書いた、とても豪華なかるたです。

大学所蔵の貴重な品々を間近で見ることができた学生の皆さん。
奈良絵本の比較をした発表は、後日パネルにして、展示室に貼られる予定です。
どうぞお楽しみに。

【お知らせ】
聖徳大学所蔵名品展「百人一首とかるた ~書・描・遊~」

会  場 : 聖徳大学 8号館1F 企画展示ギャラリー
会  期 : 令和4年7月11日(月)~10月15日(土)
時  間 : 9:00~17:00(休館:日曜日・祝日と学業日程による休業日)
観覧料  : 無料

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