文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「文豪を訪ねてⅠ」報告

21.07.25


*撮影時のみマスクを外しています。

RE科目「文豪を訪ねてⅠ」は、6月に東京都文京区の森鷗外記念館、7月に新宿区の漱石山房記念館を見学しました。

日本近代文学の双璧(そうへき)ともいうべき2人の巨人です。記念館はいずれも文豪が住んでいた場所に建っていて、鷗外先生、漱石先生が暮らしていたようすをしのぶことができます。

まず、森鷗外記念館では特別展「観潮楼の逸品 鷗外に愛されたものたち」が開催中でした。鷗外先生の使った机。硯(すずり)や水差し、ペーパーナイフなどの文具。手袋やたばこ入れ。家族で遊んだすごろく。どれもこれも愛用の品々です。


*撮影時のみマスクを外しています。

鷗外先生の生涯を一望するコーナーもあり、第一級の知識人でもあった文豪の苦労と努力がひしひしと伝わってきました。


*撮影時のみマスクを外しています。

 次に、早稲田にある漱石山房記念館では「夏目家の人びと、漱石の家族」のテーマ展示を楽しみました。漱石先生から妻や娘にあてた手紙。お見合い写真や、初公開の家族写真。気難しいといわれることもある漱石先生の温かい心が垣間見える思いです。


*撮影時のみマスクを外しています。

 英文の洋書がうず高く積まれた書斎が再現され、パネルや映像で作品世界を追体験することもできました。また、新聞の切り抜きや初版本からは当時の空気を知ることができました。


*撮影時のみマスクを外しています。

 鷗外先生と漱石先生。あまりにも偉い人たちで、ちょっと距離を感じていたのですが、記念館では2人の息遣いに触れるようで、グッと身近な存在になりました。それは、これから日本の近現代文学を学んでいく中で、何よりの体験になったように思います。

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