文学部文学科

RE科目 「恋の歌を読む―百人一首を中心に―」報告①

21.05.24

RE科目「恋の歌を読む―百人一首を中心に―」は、百人一首の歌とその歌人を中心に学びを深め、「かな」で書かれた作品を鑑賞する授業です。

学外授業に先立ち、講義では「かな」で書かれた作品を味わうポイントを学生の皆さんに伝授しています。
単にスライドやレジュメで画像を見て説明を受けるだけではありません。
非常に精巧な複製、あるいはなんと本物の古筆(平安時代から鎌倉時代にかけての筆跡のこと)までも、間近で見ながら学ぶことができるのです。

学生の皆さんがしているのは、和紙を折って紙の大きさを実感する体験です。
縦に半分に折った形が「半懐紙」の大きさ。
縦に8分の1に折った細長い形が「短冊」の大きさ。
ここからさらに4分の1に折ると「カルタ」の大きさになります。

先生が並べているのは、江戸時代に絵も字も1枚1枚手書きで書かれたという本物の百人一首カルタ。
隣には、尾形光琳という江戸時代の人が描いた「光琳カルタ」の複製を置き、比較しながら鑑賞します。
当時のカルタは、現代のひらがなとは異なる「変体仮名」といわれる字を使い、「散らし書き」で書かれています。
右上から順に文字が書かれているとは限りません。
斜めに書かれたり、左から右に書かれたり。
カルタ取りが大変そうですね!

「手鑑(てかがみ)」と言われる、たくさんの古筆を集めて貼り付けた折り本の精巧な複製や、
阿仏尼(あぶつに)の筆と鑑定されている貴重な古筆も間近で見ることができました。

墨を濃く薄く変化させる美しさ、色とりどりの紙に描かれた繊細な下絵、墨のかすれ、表面の絵の具の盛り上がり、金箔のきらめき、そして時代を経たがゆえの傷みまで。
本物を見なければわからないことがたくさんあります。
学生のみなさんからも「わぁっ…」と思わず声が上がりました。

このような学内での講義をふまえて、学外授業では東京国立博物館に行く予定です。
次回の報告もどうぞお楽しみに!

 

【関連項目】
2021年度も体験型授業「RE科目」春学期が始まりました!

 

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