文学部文学科

ゼミ紹介第1回:重里ゼミ(日本語・日本文学コース)

20.07.06

文学部にはさまざまなゼミがあり、学生たちは自分の興味をもとに、研究に取り組んでいます。新入生は2年の秋学期からゼミに所属することになります。
これから、不定期で各ゼミの紹介をしていきましょう。

第1回は日本語・日本文学(日文)コースの重里ゼミです。重里徹也教授は33年間の新聞記者生活を経て、5年前から聖徳大学で教鞭を取っておられます。記者時代は主に文学を担当し、多くの著書があります。現在は文芸評論家として書評執筆などでも活躍されています。ゼミでは昭和、平成の小説を中心に、日本の近現代文学を研究対象にしています。
今年度はオンライン授業のため、適当な写真がありません。オープンキャンパスで学生たちと語り合う写真を掲載しておきましょう。

ゼミのモットー① 生きることは喜びだ。文学とはそれを知らせるもの
重里先生が敬愛する作家、辻邦生の言葉です。この世に生まれてきた幸運、生きていく喜び、時の経過をしのぶ楽しみ。悲惨なことにも、虚無感や無力感にも、つらいことや大変なことにも、実は生の喜びが満載です。そして、文学はそれを私たちに教えてくれます。

ゼミのモットー② 読め読め読め読め、そして、語れ
学生たち一人一人がとにかく、どんどん本を読むゼミです。そして、毎週、読んだ本について発表します。
熱い議論が続くのもゼミの特徴で、時には「ドーナツの穴はどんな味をしているか」や「バンプ・オブ・チキンと現代日本文学の関係」をえんえんと語り合ったりもします。

先輩たちの研究
重里先生の研究室には、ゼミの先輩たちの卒業論文が山と積まれています。

今春の卒業生は、森鷗外作品における女性脇役の役割、井伏鱒二作品における水のイメージ、井上靖作品における恋愛の形、小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』における他者とのコミュニケーションのありよう、などがテーマでした。
在学生たちの研究内容もさまざまです。夏目漱石『坊ちゃん』、泉鏡花『高野聖』、太宰治や芥川龍之介、江戸川乱歩。現代作家では村上春樹、小川洋子、多和田葉子、星新一などが研究対象に選ばれています。

最近の重里先生の仕事
東京新聞(中日新聞)に村上春樹の新作エッセイ『猫を棄(す)てる』の書評を書かれました。短い文章ですが、先生の村上論のエッセンスが詰まっています。誰でも、ネットで簡単に読めます。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/3417

ゼミ生の就職
出版社、銀行、メーカー、ショッピングセンター運営会社、ローカルテレビ局などさまざまな分野で、ゼミで培った想像力、コミュニケーション能力、問題解決能力、日本語能力を発揮しています。在学生では教職をめざす人も頑張っています。

ゼミ生の言葉
【日文コース3年 TKさん】
ゼミの魅力は「文学研究の楽しさ」を感じられることです。研究対象が同じでも、研究する人間が違えば新しい発見が生まれます。ゼミで様々な人と意見を交わすこと、それは「自分の世界が広がる」ということです。逆に自分が誰かの世界を広げる手助けをしているのかもしれません。純粋に「楽しい」と思えることが学びに繋がっています。

【日文コース3年 YIさん】
私は小川洋子という現代の女性作家について研究しているのですが、彼女の著作は様々な視点から読むことができます。静けさの由来、宗教性、登場人物の関係性……等々、挙げれば際限なく出てくるでしょう。読み進めるほど、そして議論を重ね、他の意見に触れるほど、私は文学の世界の深さに気づくのです。

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