RE科目「もっと! 図書館を歩く」報告①:音楽専門図書館「東京文化会館音楽資料室」を訪問
23.12.18
日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、
「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。
秋学期RE科目「もっと! 図書館を歩く」では、さまざまな種類の図書館に訪れて、伝統的、先進的な図書館サービスを肌で感じながら、これからの図書館に求められるサービスを考えます。
10月22日(日)の午前に「東京文化会館音楽資料室」を訪問しました。
公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する東京文化会館の4階に置かれた音楽資料室は、クラシック音楽を中心とした音楽の専門図書館です。図書、雑誌、楽譜、視聴覚資料のほか、東京文化会館で開催された公演のプログラムが納められています。
専門図書館ですが、中学生以上(小学生は保護者同伴)ならだれでも無料で閲覧・視聴できる間口の広い専門図書館です。
はじめに専門司書の方から資料室に関する説明と代表的な音楽資料の紹介をしていただいた後に、館内をくまなく案内していただきました。
今回、音楽資料に特化した専門図書館を訪問し、さまざまな種類のメディアに触れたことで、新しい図書館サービスを考えるヒントを得ることができました。
最後に、見学に参加した受講生からの感想を一部公開します。
「難しい本が多いのだろうと思っていたが、実際は音楽初心者に向けて書かれた本、音楽に関する小説、子ども向けの雑誌、大学の過去問など様々な種類の本があった。これをみて、いろいろな形で音楽に触れてほしいという図書館の気持ちを感じることができた」
「「NHK全国合唱コンクール」の資料には、各課題曲と優勝校が細かく書かれてあり、とても驚いた。過去に私が出た年のことも書かれていて、懐かしい気持ちにもなった。(中略)この資料室は、歴史を保存するだけではなく、多くの人の思い出や出来事を保存してくれているんだなと改めて思った」
「音楽資料室の司書さんは、曲調やメロディをもとに音楽のレファレンスをすることもあるようで、音楽資料室ならではのレファレンス現場を一度見学してみたいと思った」
「カード目録は少し不便なのかなと思っていたが、探しやすくノイズもすくないことがわかり、必ずしもデジタル化していないから不便だというわけではないということに気付くことができた」
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