文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「新撰組を歩く」②ー京都編ー

23.01.30

八木邸にて(撮影時のみマスクを外しております)

「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、 「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。

RE科目(参加型体験授業)「新撰組を歩く」は実地をめぐり新撰組の実像に迫る科目です。
担当は歴史文化コースの大庭先生・石本先生です。12月に、COVID-19への対応について入念な準備を進めた上で、今回は京都編を進めてきました。早速ご報告しますね。

一日目は午前9時に東京駅集合、遅刻者もなく、みな元気に集まりました。京都駅に到着後一旦ホテルに荷物を預け、いよいよ隊士たちの足跡をなぞって京都を歩きます。

西本願寺にて

巡見は西本願寺北集会所と不動村の屯所跡(現在は安寧小学校)を見学します。上京した近藤・土方らは当初壬生におりましたが、やがて隊ができ規模が大きくなると、西本願寺にうつり、そして最後に不動村に屯所を移します。1日目は、この屯所の移り変りを見学する学びです。巡見中の大庭先生の解説を聞きながら、熱心にメモをとっておりました。

角屋にて

特に、芹沢鴨が暗殺される舞台ともなった、角屋と八木邸では、学生たちは実際にその間を歩き、またガイドの方の臨場感溢れる説明に、当時の様子を肌で感じることができ大満足。充実した1日目となりました。

天候が心配された二日目ですが、快晴の中出発することができました。今回は、いよいよ八木邸から黒谷金戒光明寺まで歩きます。黒谷金戒光明寺は、京都守護職松平容保が藩主であった会津藩が本陣としたお寺です。本陣に選ばれた理由の一つには、千人をこえる多くの藩士たちを収容できる大規模な寺院だったことにありました。隊士たちはここで守護職の指示を仰ぎ、または状況報告のため、日常的に行き来していたと考えられます。
学生たちはその道中を追体験したく、徒歩でやって来たわけです。道中石本先生による民俗的な解説も聞きながら、当時の隊士達の思いを考えながら歩きます。事前学習してきたことを思い出しながら、学生たちは一人ひとり感じることをがあったようですよ。

池田屋跡にて

途中の池田屋跡では、大庭先生による解説もいただきました。新撰組が一躍名を市中に轟かせる舞台となったその地で、学生たちは熱心に先生のお話を聞いておりました。

こうして、流石に歩きに疲れてきた学生たちですが、黒谷金戒光明寺にて今回の巡見は終了となります。皆さん本当によく歩きました!そのあとは自由時間です。皆さん楽しそうに祇園・四条河原町を散策し帰路につきました。今回でRE科目「新撰組を歩く」の巡見は終了です。来年度もまた、京都で学びを深めていく予定です。
RE科目は課題を多面的に学ぶことが目的です。こうした状況下最大限の注意と教員の工夫をいれながら、今後も実施を進めていきたく思っています。

黒谷金戒光明寺にて(撮影時のみ、マスクを外しております)
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