RE科目「もっと! 図書館を歩く」:音楽専門図書館「東京文化会館音楽資料室」を訪問
22.12.19
日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、
「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。
秋学期RE科目「もっと! 図書館を歩く」では、さまざまな種類の図書館に訪れて、伝統的、先進的な図書館サービスを肌で感じながら、これからの図書館に求められるサービスを考えます。
10月16日(日)の午前に「東京文化会館音楽資料室」を訪問しました。公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する東京文化会館の4階に置かれた音楽資料室は、クラシック音楽を中心とした音楽の専門図書館です。図書、雑誌、楽譜、視聴覚資料のほか、東京文化会館で開催された公演のプログラムが納められています。専門図書館ですが、中学生以上(小学生は保護者同伴)ならだれでも無料で閲覧・視聴できる間口の広い専門図書館です。
はじめに専門司書の方から全体的な説明をしていただいた後に、館内をくまなく案内していただきました。
貴重な公演プログラム等が納められた「書庫」も案内していただきました。
見学を終えて、専門司書の遠藤淑恵さんへの質問タイム。「日ごろ苦労した点」、「将来司書になりたいが、学生時代に何をすれば良いか」など、学生の興味関心は尽きないようです。
さまざまな知識情報が集まる図書館。新しいサービスを考えるヒントがたくさん得られた訪問でした。
最後に、見学に参加した受講生からの感想を一部紹介します。
「今回初めてこういった専門図書館の見学にいったので、普段は見ることができない資料保管室を見たり、図書館員さんのお話を聞くことができ、とても新鮮で良い経験ができたと思う。」
「今回の見学を通して専門図書館としての特徴、また、音楽関係の資料を収集するからこその特徴という両方を学ぶことができ、いい経験となりました。」
「資料の種類として楽譜やCD、レコードだけでなく文化会館で行われた公演プログラムなども保存されているのが専門図書館ならではで興味深いと思った。他にも新聞の切り抜きや音楽雑誌、教則本など様々な資料があり種類の豊富さに驚いた。」
「カード目録は、作曲者や演奏者などの人名ごとの分類、曲名や楽曲のジャンル別の分類にしてある。そのカード目録から、利用者のニーズに合わせて、OPACと遜色なく資料を探せることが興味深かった。」
「音楽の資料を、カード目録を使って調べることに興味を持った。インターネットで調べるよりも、引き出しを引くほうが、不思議なワクワク感があると感じた。」