文学部文学科

RE科目「文豪を訪ねてⅠ」報告①

22.05.22

RE科目「文豪を訪ねてⅠ」はこのほど、1回目の学外授業を実施しました。朝からの雨にも負けず、まず訪れたのは東京都文京区千駄木の森鷗外記念館です。引率したのは日本語・日本文学コースの重里徹也、李哲権、玉懸元の各先生でした。

記念館は鷗外が暮らしていた場所に建っています。周囲の風景や街のようすに文豪をしのぶことができます。たとえば、鷗外が夏目漱石の『三四郎』に影響を受けて書いた小説『青年』では、主人公がこのあたりを歩くのが知られています。

今年は鷗外の生誕160年、没後100年にあたります。記念館では特別展「読み継がれる鷗外」が開催されていました。鷗外を尊敬する作家、平野啓一郎さんが8人の作家や研究者を選び、彼らが読み継いだ作品の資料を展示しています。

『雁(がん)』『山椒大夫』『大塩平八郎』などの鷗外作品とともに、鷗外の生涯を探る資料が出品されていました。生々しい自筆原稿や書簡などから、鷗外その人が身近に迫ってきました。

8人の中には学生たちと世代の近い芥川賞作家、宇佐見りんさんも含まれていて、学生たちを喜ばせました。鷗外が亡くなって100年。さらに名作群が読み継がれていくのだろうと予感させます。

記念館の見学を終えて、雨の中、東京大学の本郷キャンパスへ。安田講堂を見た後、めざす三四郎池を訪れました。夏目漱石『三四郎』に登場することで名高い池です。

雨のせいで幻想的な雰囲気が漂い、傘をさしたまま、先生たちの解説を聞きながら『三四郎』の場面を思い出していました。いつまでもたたずんでいたいような、やわらかな風景が広がっていました。

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