文学部・文学科 │ 聖徳大学

文学部RE科目が始まりました

20.05.25

文学部1年生を対象に、「学びの楽しさと感動」をコンセプトとした、本物を見て学びを深める「RE科目」(正式科目名は「人文科学入門」)が開講されています。
まだオンライン講義という形式ですが、実地での学びを知る魅力の詰まった講義です。本年は新たに、「一流のホスピタリティを訪ねてI」が加わり、より充実した科目内容となりました。文学部新入生履修ガイダンスでは、各担当教員より丁寧な説明がなされましたよ。概要は以下の通りです。

・恋の歌を読む―百人一首を中心に― 担当:岩井先生・松本先生・諸井先生
三十一文字の背後には、どんな情熱があったのか――。百人一首の恋の歌に注目し、歌が詠まれた背景と当時の恋愛観を学ぶこと。そして、平安時代のかな文字の魅力に触れ、千年前の日本人の美的感性を味わうこと。それが、この授業のねらいです。まずは、授業で作品を味わうポイントを伝授します。学外研修では、都内近郊の美術館・博物館を訪れ、先人たちの筆づかいや紙の美しさを実際に体験してもらっています。

・文豪を訪ねてI 担当:重里先生、李先生
作家ゆかりの土地を訪れて、その作品世界に迫る参加型体験授業です。春学期に「I」、秋学期に「II」を開講します。Iで対象にする作家は夏目漱石、森鷗外、村上春樹の3人です。講義と学外授業から成っています。例年ですとRE学外授業は東京都内で2回実施します。1回は新宿区の早稲田界隈。漱石山房記念館や早稲田大学演劇博物館を訪れます。もう1回は文京区の森鷗外記念館や東京大学を歩きます。三四郎池もご覧いただきます。

・人はなぜ怨霊となるのか 担当:黒須先生・石本先生
平安時代には、菅原道真・平将門など、たくさんの怨霊が出現しました。この授業は、道真や将門がなぜ怨霊となったのか、そして平安時代にはなぜ次々と怨霊が出現したのかについて、考えることを目的とします。RE学外授業は、まず都内で将門の首塚、将門を祀る神田明神に赴きます。もう1カ所は鎌倉で、鶴岡八幡宮に参拝した後に、鎌倉御所跡や頼朝の墓、そして菅原道真を祀った荏柄天神に向かいます。授業を通じて、人はなぜ怨霊を信じてしまうのか、人を神に祀るとはどういうことなのかを、皆さんと考えて行きます。

・博物館・美術館・図書館を歩く 担当:村山先生・桑原先生・松尾先生
「博物館・美術館・図書館を歩く」では、それぞれの機関の成り立ち等を学んだ上で、東京国立近代美術館、松戸市立博物館、国立国会図書館を実際に訪問し、学芸員や図書館員から役割や特徴について説明を受けます。実務経験のある3人の教員と一緒に知と芸術の宝庫をめぐりながら「社会教育」について考えていきましょう。

・一流のホスピタリティを訪ねてI 担当:高橋先生、熊井先生、菊地先生
春学期に航空業界、秋学期にはホテル業界を取り上げます。一流で本物、そして最先端のホスピタリティを授業での事前研究と現場体験のフィールドワークで学びます。春学期は、航空業界の概要・動向や業界の仕事、航空会社の事業や経営、客室乗務員やグランドスタッフのホスピタリティの考え方や接遇等を学び、フィールドワークでは、1回目に成田空港、航空科学博物館の見学、2回目に羽田空港のJAL施設見学等を予定しています。

まだ予定の段階ではありますが、一緒に歩き学びを深めていきましょうね。

PAGE TOP