教育学部・教育学科 │ 聖徳大学

卒業生紹介(2)小学校教員になるまでの道のり~聖徳大学での学びの実際~

21.12.07

みなさん、こんにちは!

今回は小学校教員養成コースの卒業生の紹介です。

松戸市立小学校の教員として働いている卒業生のOさん(令和3年卒業)が5月に大学に来てくれました!

 

大学4年生で教員採用試験の受験を目指す学生に、学校現場のことを伝えたり、採用試験の勉強方法について助言したりしてくれたのです。

上の写真はその時の様子です!

合わせて、聖徳大学での学びなどについてインタビューをしました。

 

Q. 小学校教員のお仕事はどうですか?
とにかく忙しいです。学校行事や研修、書類作成に教室環境の整備や提出物の評価とやらなければならないことが膨大で、日々終わらないタスクに追われています。授業準備が思うようにできず、「とりあえず教えた」みたいな授業をしてしまうこともあり、子ども達に申し訳ないなと辛くなることもあります。「楽しくわかる授業をしたい!」という理想を抱いて教員になったので、私の力不足で理想と遠いところにいる現在が苦しいです。しかし、毎日元気よく登校してくる子ども達のことを考えると、「明日も頑張って学校に行き、少しでも良い授業をしたい」という活力が湧いてきます。何事にも一生懸命に取り組み、どんな小さな出来事も「先生!先生!」と駆けてきてうれしそうに教えてくれる自分のクラスの子ども達がかわいくて仕方ありません。私が二か月頑張れているのも、クラスの子ども達のおかげだと思います。無理だ、やめたいと考えた回数は片手では足りませんが、子ども達の笑顔を見ると「やっぱり先生になってよかったな」と思います。

 

Q.聖徳大学に入ったきっかけは?
千葉で小学校教員になりたいと思って最初に目指していたのは国立大学でした。しかし高校生活を満喫しすぎ、希望大学への進学が厳しくなった時、母から「オープンキャンパスに行ってみない?」と誘われたのが聖徳大学との出会いです。それまでは全く意識してなかったのですが、オープンキャンパスに行き、教員採用試験の合格率の高さと校長経験のある先生方によるきめ細やかな指導、それからシリーズコンサート等の「本物教育」に魅力を感じ、急遽聖徳大学を第一希望に変更しました。それまでは学費の高い大学というイメージが強かったですが、特待制度を利用することで国立大学と同じくらいの金額で、海外研修にも行くことができるということを知り、金銭的にも不安なく通うことができると安心して受験しました。

 

Q.取得した免許を教えてください。
私は小学校教諭一種免許に加え、特別支援学校教諭一種の免許も取得しました。これはボランティア活動をしている中で、特別な支援を必要とする子どもが多くいることを知り、良い先生になるために必要な知識だと感じたからです。大学でも担任の先生から取得を進められ、私のクラスの学生は半分以上が取得していました。実際、特別支援の知識はたまごプロジェクト(千葉県の学校現場の体験プログラム)やボランティアの際にすぐに役立ち、教員になった今も学んでいてよかったと感じる機会は多いです。

Q.大学生活はどうでしたか?
大学生活は非常に充実していました。周りの学生は皆教員志望、中には中高の免許や幼保の免許の取得も目指す学生も多くおり、学生時代から幼小中高連携を意識しながら授業や講義に取り組んでいました。理想の教員像や教育問題について深く話すことができる友人に囲まれて、日々「ああでもないこうでもない」と議論し意見を深め合ったことは教員採用試験の時に役立ちました。
大学三年次まで丸一日授業のない曜日は無く、他大学の友人を羨ましく思いながら学生生活を送っていましたが、その分きめ細やかな指導をしていただけたと思っています。実際、他大学の教育学部の学生と話した時には、書いた指導案と取り組んだ模擬授業の数に驚かれました。

 

Q.印象に残っている授業について教えてください。
音楽実技、ピアノの授業です。「聖徳のピアノの授業は厳しい」という噂を聞いていたため、小学校卒業以来ピアノのブランクがある私がついていけるのか不安でしたが、実際のピアノの授業はとても楽しいものでした。授業は学生7人のグループで行います。先生は子ども向けピアノ教室で教えている方で、練習の成果をとても褒めてくださり、良いアドバイスをしてくださいました。私は少ない持ち時間でなるべく多くの課題曲を見ていただきたいと思い、空きコマや昼休みの時間を使って練習していました。同じグループには初めてピアノに触れる学生もいましたが、だんだんと上達する様子を見て「自分ももっと頑張らねば」と励みになりました。毎週コツコツと練習を重ねた結果、三年次には難しい曲も弾けるようになり、私の弾く合唱曲に合わせてグループの皆が歌ってくれた時はとても嬉しかったです

Q.現場に入って聖徳の学びを振り返ってみるとどうですか。
受けていた授業がいかに貴重なものであったかということを感じます。小学校の校長を経験しご退職された先生や教育委員会で活躍されていた先生、教育界の権威と呼ばれるような先生の授業を少人数で受け、気軽に意見を述べたり質問をしたりしていたことは、今振り返ると大変貴重な機会だったと思います。特に私達は四年生の時に新型コロナウイルスの感染拡大により、対面での授業をほとんど受けることができなくなりました。今も在学生はオンラインでの授業があると聞きます。世の中が早く元通りになり、大学生が当たり前に対面での授業を受け、学びを深めることのできる日常が戻ってほしいと願っています。

 

Q. 大学生活について、アドバイスお願いします。
大学生活は、授業、課題、アルバイト…と忙しいと思います。授業はほどほどに頑張り、授業が少ない日はのんびりと過ごしたいなんて思いもよくわかります。しかし、四年生になり、いざ教採!となった時、それまでの大学生活の過ごし方が大きく影響します。日々の授業は試験で満点を取るという意気込みで取り組み、時間があるときにはボランティアや子どもに関わるアルバイトを積極的にしていると、その経験の積み重ねがそのまま教採対策になります。私は特待を継続させるという目的で一年次から勉強に力を入れていましたが、そのおかげで教採対策のテキストを開いたとき、「知っている」問題が多く、楽しく対策を始めることができました。また、二次試験の時にはボランティアの思い出をそのまま語ることもできました。
やらねばならないことが多く、大学以外では好きに時間を使いたいと思います。しかし、常に「目標とする教員像」を胸に抱き、その目標に近づくためには何が必要かを考え行動することが、合格への近道だと思います。

Q.高校生に聖徳のアピールをお願いします。
聖徳大学には、どんな人でも教員になれるプログラムが整っています。勉強が苦手な方も、地方から上京してきた方も、私のように一度挫折している方も、「先生になりたい!」という熱い思いを持っている人には必ず手を差し伸べ、最後まで丁寧に指導してくれる大学です。カリキュラム、学費、進路等様々な不安があると思いますが、ぜひ一度、オープンキャンパスに参加し、先生方のお話を聞いてみてください。きっとあなたの不安を解消し、夢への希望を与えてくださると思います。教育現場には聖徳大学出身の先生方もたくさんいます。その新しい一員として、皆さんと共に働くことのできる日を楽しみにしています。

 

Oさん、お忙しい中、ありがとうございました。

在学中、いつも前向きで、何事にも真摯に取り組む姿が印象的でした。

その姿勢は、きっと担任をしているクラスの子どもたちにも伝わっていることでしょう。

時には行き詰まることもあると思います。ぜひ気軽に大学に遊びにきて、リフレッシュしてくださいね!

 

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見開きページを開けると「安広・井上ゼミ」の創作ダンス「アラジン」が一際目を引きます。是非、手にとってご覧ください。
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現在の児童学部が教育学部になり、7コースが 児童学科4コース、教育学科が3コースになります。

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