「子どものための地域活動」①~演劇を通して知的障害児の理解を深める~
19.10.25
皆さん、こんにちは!
軍手で折り紙をおっています・・さて、なぜでしょう???
今回は、児童文化コース1年のコース必修科目「子どものための地域活動」の授業の様子をお伝えします。
『子どものことを知ってもらい、あたたかい目で見守ってほしい 一人でも多くの人に理解され“活動のたね”をまいていきたい』
・・そんな思いから松戸市内を中心に活動している、劇団「松戸手をつなぐ育成会 キャラバン隊 たねっこ」(以下 たねっこさん)をお招きし特別授業が行われました。
たねっこさんは、知的障害児の子どもをもつお母さんによる劇団です。
知的障害は、どのような困りごとがあって、どのような援助を必要としているか・・知的障害児の理解を深めるために、寸劇や体験を通して伝える活動を行っています。
例えば、ペットボトルをつかった「シングルフォーカス」の体験。
障害をもった子どもたちは、興味をもったものに注意がいきすぎてしまい、周囲のことが目に入らなくなってしまうそうです。
こんな風に、ひとつのことに焦点が集中してしまうのですね。このことを体験を通して学びます。
また、軍手を二重にして折り紙を折る体験。
細かい作業のやりにくさの体験ばかりでなく、周りの大人による声掛けによってどのように感じるかも学習しました。
「ピカチュウ王国」では、【言葉が不自由】とは、どのような感覚かを体験しました。
Kさんは、「ジェスチャーだけではわからない、絵や写真があるとわかりやすかった」と、援助の工夫を学びました。
この授業は15回を3人の先生がオムニバスで担当します。
今回の担当は蓑輪裕子先生です。
学生として、または将来お母さんになった時に、障害児・者への理解を深め、声掛けや接し方を学んでほしいという思いと、目的をもった地域活動を行うという地域活動の実践例を学ぶために今回の特別授業を企画されました。
~学生の感想~
S さん「知的障害児について知ることができてよかった」
Oさん「実際に体験することでわかったことが多かった」など‥
たねっこさんの迫力ある演技と、様々な工夫で、実際にどのようなことに困っているのか、意思決定の支援にはどうすればよいのか等を学ぶことができたようです。
こういった地域で活動をしている人々から学ぶ機会が、児童文化コースの「子どものための地域活動」で用意されています。この授業の後半は、地域に出て、実際に地域活動を実践するプログラムも組まれています。
★たねっこさんのfacebookはこちら
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日時:2019年11月24日(日)
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(児童学部)