教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

学生紹介(20)小学校免許+特別支援免許で教員採用試験に現役合格!

19.04.09

みなさん、こんにちは!
以前、小学校教員免許と中学・高等学校教員免許を取得して、教員採用試験に現役合格した、小学校教員養成コースの2人をご紹介しましたが、今回は、小学校教員免許と特別支援学校教員免許の二つを取得して、このたび小学校教員と特別支援学校教員の採用試験に現役合格した4年生の2人にお声がけし、大学生活について話を聞きました。
小学校教員や特別支援学校教員を目指すことを考えている皆さんには、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
聞き手は小学校教員養成コース2年の担任北畑先生です。

 

一人は、小学校教員の採用試験に合格したEさんです。
Eさんには3年生の時にも取材をさせてもらっています。その時の記事はこちら

 

もう一人は、特別支援学校教員の採用試験に合格したAさんです。

 

Q. なぜ聖徳大学を選んだのですか?

Aさん:ピアノ教育に力を入れていて、良さそうな大学があるということで母に勧められました。

Eさん:親身になって色々と大学を調べてくれていた親戚に勧められました。
就職率も良いし、見に行ってみては?と言われ、実際に行ってみて、学生さんが生き生きしている雰囲気とか、楽しそうにしている様子をみて、決めました。
家から近かったこともポイントでした。

 

Q. 聖徳大学での学生生活はどうでしたか?

Aさん:クラス制だったのが良かったです。
友達の友達と、友達になりやすいので、大規模制の大学よりも交友関係は広がると思います。
クラスには色んな子がいました。大学からのお知らせを皆と共有してくれるマメな子がいたり、面白い子がいたり、聖徳祭の企画をしてくれる子がいたり。色んな子がいるからこそ、クラス全体が盛り上がりました。
色んな子がいても、みんなでちゃんと成長できる、育てる力のある大学だと思います。

Eさん:私もクラス制で良かったと思いました。
根が良い子ばかりでした。
授業で困ったことがあれば、助けてもらえるし、自分が助けることもありました。
同じクラスでも、皆それぞれ取得免許が異なるので、同じ免許を取得する仲間とも親しくなりました。

 

Eさん:それと、志賀高原の学外研修は思い出深いです。
皆で歌を歌ったり、励まし合いながら、山登りをして、ハイキングをしました。
クラスの仲が深まったと思います。

Aさん:学外研修では、美術館に行ったり、湖を見て感動したり。美しいものをみて感性が養われたように思います。

 

Eさん:クラスのグループLINEの中にアルバムを作ってたんですけど、LINEのアルバムって1000枚を超えると保存できないんですよ。

Aさん:そうそう。その1000枚に達して、別のアルバムを作りました。そんなに多くの思い出写真を人と共有したことは今までなかったです。

 

Q. なぜ特別支援学校の免許をとろうと思ったのですか?

Aさん:私が教員採用試験で受けた自治体は、特別支援学校免許をもっていると、加点になるんです。
最初のきっかけはそれでした。

 

Eさん:通常学級で小学校の先生になろうというのは元々決めていたのですが、通学学級にも特別な支援が必要な子がいるということを聞きました。
例えば、机に座っていられない子とか、1年生で1年間勉強しても字がほとんど書けない子とかがいます。
そういう子に迷わず対応できるようになりたいと思っていました。

それと、中学校の時に出逢った先生が、「特別支援学校の子どもたちは心が綺麗で、そこで勤務してみると自分の心が洗われて、また頑張ろうと思える」という話をしてくださったことが印象に残っていて、いつか特別支援学校にも行きたいと思っています。

Aさん:特別支援学校の子どもたちの心が綺麗というのは、感覚としてよく分かります。特別支援学校では、一人ひとりの違いをよく考慮しながら授業をしていくので、30人一斉授業をする小学校よりも、特別支援学校の方が自分には合っていると思って、私は、特別支援学校を志望するようになりました。

 

 

Q. 特別支援教育を学んで、良かったと思うことはどんなことですか?

Eさん:私は約1年間、東京教師養成塾に通いました。特別支援の知識は、養成塾で配置されたクラスにいた障害傾向のある子との、信頼関係の構築に役立ったと思います。一対一で話すときには、適切な言葉を選んで肯定的な声掛けを必ず行うようにしたし、予定が急に変わるとパニックになる可能性があったので、事前に予定を伝えるよう心掛けることもできました。

Aさん:私は、障害のある人がパニックになっている時でも、冷静に対応できるようになりました。そういう言動の背景を想像できるようになったからです。

Eさん:自分に強く当たってくることがあっても、自分にいじわるしようと思っているわけではなく、障害特性の1つが、そういう風にさせてしまっていると考えられると、冷静になれます。

 

Q. 特別支援の授業はどうでしたか?

Aさん:小学校免許と特別支援学校免許の両方をとるので、時間割を組む際、大変だった部分もありましたが、聖徳大学の特別支援の授業は、先生方の個性が豊かでとても楽しく学べました。

 

Eさん:車椅子に乗ったり、実技も楽しかったし、子どもたちの映像もたくさん見せてもらったので、イメージが深まりました。

Aさん、Eさん、ありがとうございました!

特別支援学校の免許課程を通して、一人ひとりにきめ細やかに、適切な対応をするためのスキルを養ってきたことが分かりました。
4年間一緒に過ごしてきた、クラスの担任の先生や学生さん同士の絆は、一生の財産ですね。
就職すると楽しいことばかりではないかもしれませんが、その絆を糧に、頑張ってください!
さらに成長された姿にお目にかかれる日を楽しみにしています。

★「学生紹介(15)小学校免許+中高免許で教員採用試験に現役合格!」の記事はこちら
★「子どもの視点で支援を考える~聖徳大学の特別支援学校免許課程~」の記事はこちら
★「先輩が働く特別支援学校を訪問」の記事はこちらをクリック!
★「聖徳大学 児童学部から小学校の先生になろう!①」の記事はこちらをクリック!
★「聖徳大学 児童学部から小学校の先生になろう!②」の記事はこちらをクリック!

(児童学部)

PAGE TOP