教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

高校時代の学びが役に立つ! ー保育技術検定のための学びをとりあげてー

26.05.22

みなさん、こんにちは!

 みなさんは、公益財団法人全国高等学校家庭科教育振興会、家庭科保育技術検定をご存じでしょうか。家庭科技術検定しおりにあるように、保育技術検定とは、昭和62年厚生省令改正により高等学校の保育科で学んだ生徒の保母試験受験資格が廃止されたことにより、これに代わるものとして、平成5年に関係者の努力によってスタートしたものです。平成7年度から「文部科学省後援」となり、全国の教員からの支持を得て、保育科だけでなく、家庭に関する学科・普通科・福祉科・商業科・総合 学科等に受検が拡大し、受検者は令和7年度末で220万人を超えています。音楽・リズム表現技術、造形表現技術、言語表現技術、家庭看護技術の4つの試験が行われていて、保育者を志す生徒たちも合格を目指して勉強しています。そしてこの検定では、熱心な高校の先生方のご指導のもと、単に技術を高めるだけではなく、思いやりの心を育み、自己肯定感を高めています。

 

<公益財団法人全国高等学校家庭科教育振興会HP、家庭科技術検定しおりより>

私は今年度から、この家庭科保育技術検定、監修に就任いたしました。聖徳大学児童学科には、高校時代にこの検定を受けた経験のある学生がおります。監修就任に際し、その中の一部の学生に話を聞きました。

はじめの写真、幼稚園教員養成コースのNさんは、高校生の時に保育検定を受けたことが、現在、児童学科の授業を受けるにあたって大変役に立っていると話していました。Nさんは、自身が幼児期の時は折り紙を楽しんでいたそうですが、その後、折る機会はなく、保育技術検定のための勉強をする中で久しぶりに折ったそうです。

 

聖徳大学の授業では折り紙を学ぶ授業がありますが、検定のための勉強の経験が、授業を理解する土台になっているとのことでした。そして、保育者にとって折り紙のレパートリーを多く知っていることは、とても大きな強みであると感じており、検定に向けて様々な種類の折り紙の作り方を覚えたことが今の自分の力になっているとのことでした。写真で手に持っているものは、大学1年生の授業で作成した折り紙のドキュメンテーションブックです。

さらに、音楽の試験では、試験官の先生の前で、正しいリズム、おおきな声で歌うことが必要であったそうですが、その経験のおかげで、人前でも胸を張って表現ができるようになったと語っていました。大学の音楽表現の授業で、クラスの友達の前で歌う時にも、その経験は生かされているということでした。

 

次の写真の、保育士養成コースのMさんも、高校生の時に保育検定を受けたことで、現在余裕をもって授業を受講することができていると話していました。看護の学びでは、大学でも学ぶ乳児のお世話の仕方について、事前に知ることができ、良かったということです。他にも、折り紙の折り方を学んだことで、作品づくりのアイデアが浮かびやすくなったこと、検定がなければピアノに触れる機会がなかったので、ピアノに関しては、検定に取り組むことがとてもよい予習になったこと、ボランティアで絵本を読むときなどにも、検定を受ける際に取り組んだ読み聞かせの勉強が大変役だっていることなどを語ってくれました。

 

 3枚目の写真の、幼稚園教員養成コースのAさんは、高校1年生の頃、3級を受けてから、毎年受け、卒業のころには1級を取っていたそうです。不合格だったこともあったそうですが、お友達と一緒に乗り越えたことで、達成感を感じることができたとのことでした。言語の勉強では、絵本の読み聞かせなどを学び、大学入学後の実習の際に、子どもの年齢にあった絵本の選書ができたり、適切な速さで読むことができたりするなど、大変役に立ったそうでした。また、物語を作るという学びの際には、高校の先生から、自然や生活習慣を題材にすると取り組みやすいなどのアドバイスを先生から受け、そのことが、現在の学びにもつながっているということです。また、看護の勉強をするにあたり、赤ちゃん人形にたくさん触れたので、大学の乳児保育の授業で、人形の着替えや検温の練習が、スムーズにできたと語っていました。

今回は3名の学生の話しか取り上げることはできませんでしたが、いずれも高校時代の学びが、現在に生きているというすばらしい内容の話であり、うれしく思いました。どの学生も、優しい笑顔で語ってくれ、きっと素敵な保育者になると思いながら聞かせていただきました。そして、高校の先生方が、保育についてここまでご指導くださっていることに対し、感謝の気持ちを持ちました。改めて、大学の教員としても良きサポートができるよう力を尽くしたいと思いました。今後はより多くの学生の話を聞きながら、よりよい保育技術検定と保育者養成のために、尽力してまいりたいと思いました。

 このブログを読んでくださっている方の中には、現在、保育技術検定の勉強に励んでおられる高校生の方がいらっしゃるかもしれません。大変なこともあるかもしれませんが、大学生は上記のように、勉強したことに意義があったと語っています。どうか頑張ってください。

学生からも「大変なことも多いと思いますが、今学んでいることは将来保育士を目指す上で必ず役立ちます。先取りして実践的な技術を身につけられる機会でもあるので、自分なりに精一杯頑張ってください。」とのメッセージをいただいております。

私も心から応援しています。

 (児童学科 教授 桐川敦子)

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