教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

学生紹介(4)大学の授業は予習が鍵をにぎる?

17.06.27


皆さんこんにちは!
今回は、小学校教員養成コース3年のEさんを紹介します。
Eさんに授業ノートを見せてもらいながら、授業での学びについてインタビューしました。

 


見せてくれたノートは、奥村高明先生の「図画工作科教育法」の授業のノート。
予習として、これだけ丁寧にまとめられているのには驚きです。

 


以前もご紹介しましたが、奥村先生は、反転授業の形式で授業を行っています。

Q.奥村先生の反転授業は、どのような授業なのですか?

A.まず予習に特徴があります。学生は各自、授業の前に、授業の要点が解説された数分間の動画を見ながら、基本の知識を得て、与えられた課題について考えます。そして、授業時間中には、事前に考えた内容をふまえて、グループディスカッションを行ないます。

 

Q.どのようなことを意識して予習をしていますか?

A.予習ノートやテキスト(指導要領)をあとで見返した時に、どこに何が書かれているか、何が重要か、すぐに分かるようにしています。たとえば、予習の中でテキストにラインを引く時には、「子どもたちが身につける力」はピンク、「指導の留意点」は青、というように色分けしています。また、与えられた課題について自分なりに考えたこともメモしています。

 


Q.予習は役立ちますか?

A.たとえば、テキストに、図画工作科では「子どもたちの感性を働かせることが重要」といった内容がありますが、予習をしていないと、それが重要ということだけを学んで授業が終わってしまいます。

けれども、それを事前に学んで自分なりに考えた上で授業にのぞむと、グループで話し合う中で、「子どもたちの感性を働かせるためには、楽しいっていう感覚が必要だよね」とか、「楽しいっていう感覚は、何かを作りながら感じることもあるよね」など、様々なつながりを発見したりします。

 

Q.しっかり予習をすることによって、学びが深まるわけですね。

A.そうですね。さらに他のグループの意見を受けて、また新しい気づきを得ることもあります。難しいテキストの内容も、自分の頭で考えながら、体験的に学ぶことができるので、今後子どもたちに授業をする立場になった時にも、すぐに役立てることができると思います。

 


取り組んだ分だけ自分の身になるから、大学の授業は楽しいと笑顔で語ってくれたEさん。小学校の先生になるという目標に向けて、一つひとつの授業からより多くのことを学ぼうとする姿勢が感じられました。Eさん、ありがとうございました。

聖徳大学児童学部は、学生の皆さんの意欲にしっかりと応えていきます!

 

(児童学部)

PAGE TOP