児童文化概論 児童文化を通して笑顔を伝えられる先生に!
18.07.30
皆さんこんにちは!
もうすぐ夏休み。1年生はこの半期、どのようなことを学んだのでしょうか。「児童文化概論」の様子を見てみましょう。
「児童文化概論」は、児童文化コースの1年生が児童文化の入口を学ぶ授業です。
内容は盛りだくさん。オムニバスで児童文化コース関連の先生方が担当しました。
まずは、大成学部長のアートプロジェクト・造形ワークショップの授業。卒業生が来てアートパークなどのプロジェクトでどのような力を伸ばせたのかスピーチがありました。「松戸市食育かるた」もやりましたね。
続いて長江先生の「命の大切さを伝える詩をつくる」授業。
水野ラーニング・デザイン・センター長の「子ども雑誌の編集長になったら・リーダーシップとは何か」
幸田先生の人形劇。人形劇団プークに観劇に行きました。神谷先生の「日本の行事」。
そして最後は松村先生の「クラスアワーの企画をたてて、実施してみよう」。
「クラスアワーの企画をたてて、実施してみよう」の授業では、クラスの仲を深め、なおかつ初めてのテスト前のストレス(?)を吹き飛ばすためのクラスの夏のイベントを企画しました。
「楽しそう!」だけど…
内容は?実施する場所は?その場所を利用するにはどんな手続きが必要なの?どんな準備が必要なの?時間配分は?作業の分担は?買うの?借りられるの??…
…考えることがいっぱいです。でも、これが、遊びをプロデュースできるようになるための児童文化コースの学びとなります。
松戸中央公園で行いました。すごく暑い日でしたよ!みんなが企画してやってみたことはこちら!
まずは、借人競争!
ドッジビー!
スイカ割!・・・意外とやったことがなかったです。
そして・・水鉄砲!暑い日には最適の遊びですね!
水風船でも遊びましたよ!
「冷たくて気持ちいい〜!」
高大連携で、授業に参加してくれる高校生のために、Tシャツやビーチサンダルも用意しました。一緒に遊んでくれるか心配でしたが、この笑顔!「遊び」の大切さを実感できた瞬間です。
次の授業では、企画を振り返りました。
良かった点は・・・
―プログラムのすべてを安全に終了できたこと。
―ねらいどおり、クラスの仲が深められたこと。
―高校生が「また一緒に遊びたい」と言ってくれて、すごく嬉しかった。企画をたてるのは大変なこともあったけど、頑張って良かった!
…楽しく過ごせて良いことばかりに思いますが、何か反省があるのでしょうか?
次への課題は、時間の使い方。
プログラムの時間配分にもっとゆとりが欲しかったのはもちろん、前の授業とのつながりや終わり方、片付けの手順も考えておけば良かった。
それからルールを伝えることの大切さ。
自由に遊んだ方が楽しいと思っていたけど、ぐだぐだになってしまうと面白さも半減。
今回は、メンバーが大学生で、聞く姿勢をもってくれていたから指示も通ったけど、相手が子どもで、しかも夢中になって遊んでいたら、こちらの言うことを聞いてくれたかしら…。
皆さん、楽しい時間を過ごしただけでなく、つぎへの課題も見つけられたようですね。
最後に、全体の感想をきいてみました。
「児童文化の幅は広くて、得意なものも不得意なものもありました。でも、様々な経験を経ることが一番大切。そのうえで、自分の得意なものを伸ばしていけたら良いと思えるようになりました」
「児童文化をまず自分が心から楽しみ、そしてそれを子どもに伝えられる保育者になりたいと思いました」
なかには、「秋学期は、授業とは関係なくても焼き芋大会を企画したい」なんていう声も。
児童学科が育むのは、自ら企画し、実行できる自立した女性。1年生の春学期に、その芽が確実に育っているようです。遊びは楽しいだけでは大学の学びにはなりません。それぞれが遊びの奥深さ、児童文化の奥深さを感じられた「児童文化概論」でした。これからがより深く「児童文化」を学んでいくきっかけの授業になりました。
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(児童学部)