文学部・文学科 │ 聖徳大学

歴史文化コース口頭試問

24.03.04

歴史文化コースでは、1月22日に口頭試問がおこなわれました。本コースでは、歴史学、考古学、美術史、日本民俗学の専門の先生方がゼミ担当として指導にあたり、幅広い学びをおさめます。

学生たちは、2年次後半の専門ゼミ入門から担当の先生方の指導を受け、4年次春の卒業論文デザイン発表会、秋の卒業論文中間発表会をへて、年末に卒業論文を提出いたしました。

卒論口頭試問では、これまで主として指導にあたってきた先生に加え、専門領域の異なる先生方が副査について質問を受けます。「何を問われるのだろう」と不安な気持ちになる学生もいたようですよ。

本年の卒業論文は、「御霊信仰の成立―平安初期における仏教と「御霊」―」「中学生にとっての太平洋戦争―千葉県の教育体制と生活の変化について―」「盾持人物埴輪の研究」「江戸の遊び絵の成立について―歌川国芳から紐解く―」「年忌供養の研究―茨城県南部を中心として―」など、歴史文化コースの幅広い学びを反映した題目が並びました。

本年卒業予定の学生たちは、COVID-19の影響を入学時から受けた学年です。当初は図書館の休館や、始まったばかりのオンラインの指導など、厳しい状況にありました。やがて少しずつ制限がとかれ、学生生活を取り戻しつつ、一生懸命一次史資料と向き合い、卒業論文を作成してきました。

口頭試問の場では、先生達の質問に真摯に答えていく内に、改めて自分が作成した論文の良さを再確認し、終える頃には晴れやかで自信に満ちた表情となっていました。

四年間このコースで経験した学びは、今後の学生たちの大切な財産となるに違いありません。教員一同、学生たちのさらなる活躍を祈念した一日となりました。

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