文学部・文学科 │ 聖徳大学

歴史文化コース 口頭試問

23.03.21

歴史文化コースでは、1月25日にCOVID-19対策を十分施した上で口頭試問がおこなわれました。本コースでは、歴史学、考古学、美術史、日本民俗学の専門の先生方がゼミ担当として指導にあたり、幅広い学びをおさめます。
学生たちは、2年次後半の専門ゼミ入門から担当教員の指導を受けてきました。そして秋の卒業論文中間発表会をへて、年末に卒業論文を提出いたしました。
卒論口頭試問では、これまで主として指導にあたってきた教員に加え、専門領域の異なる教員が副査となります。学生達は提出後も自身の論文を何度も読み直し、緊張と評価への期待をもって、口頭試問を受けました。
 本年の卒業論文は、「持統天皇即位の歴史的意義」、「集落遺跡出土墨書土器の研究」「『伊達家文書』から見る伊達政宗と義姫との関係-朝鮮出兵期を中心に-」、「吉田松陰における攘夷思想」、「日本における人魚説話の研究―女性像を中心として―」、「手塚治虫の作品誕生の原点」、など、歴史文化コースの幅広い学びを反映した題目が並びました。
 本年卒業予定の学生たちは、2年次、3年次、4年次、とCOVID-19の影響を受け、1年次でできたことができなくなった状況下、一生懸命卒業論文作成に向き合ってきました。口頭試問の場では、各教員の質問に、ときに言葉に詰まりながらも丁寧に自分の言葉で答えておりました。そのうち改めて自分が作成した論文の良さを再確認し、終える頃には晴れやかで自信に満ちた表情となっていましたよ。
 4年間このコースで経験した学びは、今後の学生たちの大切な財産となるに違いありません。教員一同、学生たちのさらなる活躍を祈念した一日となりました。

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