RE科目「文豪を訪ねて」報告①
19.05.27
RE科目「文豪を訪ねて」ではこのほど、重里徹也先生、李哲権先生、村山隆雄先生の引率のもと、東京都の文京区立森鷗外記念館から東京大学へと歩き、文学散歩を楽しみました。
森鷗外記念館は文豪が半生を過ごした旧居「観潮楼(かんちょうろう)」の跡地に建てられた施設です。まず、ボランティアガイドの渡辺真理さんの解説をうかがいました。
記念館ではちょうど特別展「一葉、晶子、らいてう—―鷗外と女性文学者たち」が開催中。小説家・樋口一葉、歌人・与謝野晶子、評論家・平塚らいてうと鷗外との接点を踏まえながら、3人の女性の軌跡を振り返る企画です。直筆原稿や雑誌、初版本を通して、鷗外が女性たちに温かいまなざしを注ぎ続けたのが伝わってきました。
じっくりと近代文学史の一つの側面を楽しんだ後は本郷の東京大学へ。おりしも五月祭の真っただ中で、多くの人でにぎわっていました。三四郎池のほとりにたたずみ、夏目漱石の名作『三四郎』のいくつかの場面を思い起こしていました。
次の学外研修は6月に新宿区立漱石山房記念館を訪れます。鷗外と漱石、2人の近代文学の巨人に直接触れる参加型体験授業です。次回の報告もお楽しみに。
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