教育学部・教育学科 │ 聖徳大学

幼稚園教員養成コース長と在学生が語る 幼稚園教員養成コースの魅力

19.01.06

皆さんこんにちは。
本日は幼稚園教員養成コースの4年生、3人にお集まりいただきました。
インタビューを行うのは、幼稚園教員養成コース重安智教授(元東京都公立幼稚園園長)です。

 

重安先生:幼稚園教員養成コースでは「せんせいだいすき」と言われる先生を目指して様々なことを学んできましたね。ではまず、4年間どのような学びがありましたか?

 

Eさん:私は1年次の箱根での研修(FC)志賀高原での自然体験研修3年生の海外研修、また、表現発表会にクラスで取り組んだことに大きな意義を感じました。
幼稚園という職場は女性が多く活躍しているので、女性同士でどのように協力し、課題に取り組んでいくかというコミュニケーション力や課題解決力を学んだ気がします。

重安先生:そうですね。大学4年間の学生生活も、ともに学ぶ仲間と支えあうことが大きいですね。入学後の生活の見通しはフレッシュマンキャンプ(FC)で、学外研修や表現発表会では素晴らしい体験を通して学生同士のきずなが深まりましたね。
FC、志賀高原、海外研修は「聖徳教育」に位置付けられます。聖徳の学びの基礎がこれらを通して育まれているのですね。

 

Nさん:大学の1年次は「児童学の基礎(児童学概論)」をはじめ基礎理論を学びますが、2年以上になると具体的な指導法、演習が多くなります。
指導法は5領域ごとに分かれていて、幼児が目の前にいることを想定し、指導案を作成し、模擬保育を多く行いました。常に保育の現場のイメージを持つことができ主体的に取り組めました。

 

Iさん:模擬保育で先生と子どもの立場を経験することで、部分実習・責任実習のイメージができました。指導で大切にすることを学び、実習先での不安の軽減にもなりました。

重安先生:「保育内容指導法」は、幼児を育んでいくのに大切な5領域「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の勉強です。それぞれの理論を学び、模擬保育を通して実践力を身に付けることができたんですね。

 

重安先生:1年生の秋学期に附属幼稚園実習、3年生の春学期に外部委託幼稚園の実習がありました。いかがでしたか?

Nさん:附属幼稚園での実習は、実際に始まってみると、子どもたちと関われることがとても楽しかったです。また、授業で学んだことがつながって見えたことで、理解が深まりました。

Iさん:私はちょうど、行事がある実習期間だったので、行事の大切さ、また先生方の保育の準備の大切さに気付きました。子どもと関わること以外の準備や掃除などいろいろなことが大切だと実感できました。

Eさん:私は外部委託幼稚園実習を自分が通っていた時の担任の先生のもとで行いたいと思い、公立幼稚園を希望し、その先生のもとで実習できました。本当によかったです。1年で附属の実習に行き、2年生でさらに学び、3年生で改めて実習に行けたことで、幼児と関わる力がついていることが実感でき、「幼稚園の先生に絶対なりたい!」という気持ちになりました。

重安先生:聖徳大学は附属幼稚園があることで2段階の幼稚園実習が可能になり、学生の学びに合わせて実習できるようになっていることが効果的ですね。

 

重安先生:さて、聖徳大学の卒業生はピアノの能力が高く評価されていますが、皆さんはピアノはいかがでしたか?

Nさん:ピアノは大学に入ってから始めたので、できるかとても不安でした。先生から1対1の指導をいただく時に指の動きや練習方法などの相談をしました。私の目標は、大学の個室練習室を利用し、ピアノに触らない日をつくらないこと。今では、子どもたちと一緒に弾きながら歌うことができます。とてもうれしいです。

Eさん:私は、幼稚園から習っていました。1年生の時は課題が多く大変だったけど、今では、「いつでも弾ける曲」を多数持つことができ、実習や就職試験などでも対応できる力がつきました。

 

重安先生:その他、特に印象に残っていることはありますか?

Iさん:やはり3年生で海外研修に行ったことが忘れられません。幼稚園教員養成コースはドイツ、チェコ、オーストリアに行きました。それぞれの国の文化や歴史に触れ、現地の幼稚園に行き、子どもたちと遊べたことは、とても勉強になりました。

重安先生:幼稚園発祥の地、ドイツを中心に周りました。フレーベルの生家や恩物なども見てきて多くの学びにつながりましたね。

 

重安先生:現在みなさんは4年生で、専修科目を学習中ですね。

Nさん:私は、発達心理学に興味があったので、「人間関係」を選択し、学習しています。人の話をきちんと聞いて受け止め、言動などから様々な背景を想像するなど、幼児理解をする上で大変役に立っています。

Iさん:ピアヘルパーを取っているので、授業を通して相手の思いを受け止める力の重要さを実感しました。これは子どもたちにも活かせると思い、「人間関係」を選択しました。

 

重安先生:今後は、4年生になりより高い専門性を伸ばすことができるように改めて「領域」と名称変更し「マネジメント」、「乳児保育」、「芸術表現」、「多文化保育」、「障害児保育」、「運動・健康」の専門領域から選択し、学びを深めていくことができるようになっていきます。

 

重安先生:さて、皆さんは4月からそれぞれの場で「先生」として活躍されます。どのような先生になりたいですか。

Nさん:子ども一人一人の得意なこと、好きなことを見つけて伸ばしてあげられる先生になりたいと思っています。

Eさん:子どもは、思うことがあっても発信することが苦手です。それを察して代弁できる先生になりたいと思っています。そして、保護者の悩みに寄り添い、子育てについて一緒に考えられる先生になりたいです。

Iさん:子どもが憧れる先生になりたいです。そして、子どもの話し相手にもなれ、子どもの発見を聞いてあげられる先生になりたいです。子どもと一緒に成長できる先生でありたいと思っています。

 

重安先生:本日はありがとうございました!
幼稚園の先生は子どもたちの健やかな成長を願い、子どもたちの成長を支えていく素晴らしい仕事です。
ぜひ、子どもたちと一緒に遊びや生活を楽しむ先生になっていただきたいと思います。

★聖徳大学から小学校・保育士・幼稚園の先生になろう!の記事はこちらをクリック!

★AERA dot.で紹介された「保育士11年連続トップの実績は、“数の論理”だけではなかった。」の記事はこちらをクリック!

★「幼稚園の先生として海外に飛び出そう! 塩先生が語る海外経験の魅力」はこちらをクリック!

★一般入試で本学に入学し、幼稚園教員養成コースから夢をかなえた先輩の記事はこちらをクリック!

(児童学部)

PAGE TOP