教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

大成ゼミの活動発表 うらわ美術館で図工・美術の授業展 

18.09.16

皆さんこんにちは!
今、うらわ美術館で行われている「図工.美術の授業展2018」(9/16〜9/23)に聖徳大学児童学部が出展しています!

この展覧会は、普段の小中学校(幼稚園)の「図工・美術」の授業で生まれた児童、生徒の作品とそれを生み出すために、各先生が考えた授業の取り組み、ねらいをパネルにし展示しています。幼児、児童、生徒、保護者に美術教育がこどもたち一人一人のためにあるものだということを知っていただくための展覧会です。
教員志望の大学生、高校生にも是非見て欲しい展覧会です。教育の仕事の素晴らしさも実感できる内容です。是非、ご高覧ください。

まず写真上は東京都の先生の実践「デジタルアートに挑戦!」小学生が作った映像作品です。
今回の出展は、東京都と埼玉県の小中の先生方の実践が主になります。

 

聖徳大学からはアートパークと児童学部長の大成先生の「大成ゼミ」が、今までに地域で行った実践研究の中から5つをピックアップし、パネルと学生が作った記録映像で紹介しました。
パネルは大成先生がデザインしました。

 

5つのゼミ活動は「つながる洋服プロジェクト」(2013)、「きのこロボットTHE MOVIE」(2014)、「とんでも図工室」(2015)、「しろくま図工室」(2016)、「グローカルピクニック」(2017) です。

 

聖徳大学からはもう一つ。教職大学院のSさんが、2つの研究をパネルとポストカード型のドキュメンテーションで展示、発表しました。
他に、以前、長期研修生として聖徳で学んだ先生方も授業実践を発表されていました。
大学は他に埼玉大学、武蔵野美術大学が出展しました。

 

冒頭の「デジタルアートに挑戦!」のパネルはこのような感じです。
パネルには、実践者名、題材のねらいや解説、学習指導要領との関連などが書かれています。
鑑賞活動を通して「主体的・対話的で深い学び」につながるよう授業が工夫されていることがわかります。

 

これは、絵本「りんごかもしれない」を導入に、自分の「〜かもしれない」を想像して形にしていく小学校高学年の題材です。とてもユニークですね。

 

たくさんのアイデアスケッチの中から、お友達が「あ!」と驚くには、絵と立体どちらが有効か自分で選択します。
学習指導要領との関連は、A 表現(2)「感じたこと、想像したこと、見たことなどから児童が表したいことを絵や立体、工作に表す」になります。

 

従来の『作品展』ではなく、作品とアイデアスケッチ、活動写真、子どもの言葉などの過程も合わせて展示をすると、児童の考えやの授業の様子がよくわかりますね。
また、先生方が「図工・美術」を通して、子どもの成長をどう捉えているかもよくわかります。
聖徳大学児童学部は、幼児教育、保育とのつながりもあることから、伝統的に表現科目(音楽・図工・体育)に力を入れてきました。
故に、大学の「図画工作」の実技体験やゼミのプロジェクト学習をもとに、「図画工作」をしっかり指導できる教員を排出してきました。
今後も、現役の教員と交流、連携をとりながら、より良い教員養成、これからの教育を考え、実践していきます!

 

展覧会の搬入では、直に実践者である先生にお話を伺うことができました。
話を聞いてみるとより深い学びがあります。
会期中も実践された先生がどなたかいらっしゃるはずです。
是非、声をかけてトークをしてみましょう。先生方の教育への熱い想いが伝わることでしょう!

 

以下、展覧会の様子です(↓)。全部紹介しきれなくて残念です。詳しくは美術館で直にお楽しみください。

中学生の「思い出のフォトラマ」。

 

アルミ線とアルミ板から発想した小学生の作品。

 

 


「図工・美術の展覧会2018」
日時/2018年9/16〜9/23  10:00〜17:00
会場/うらわ美術館(JR浦和駅徒歩7分)
観覧料/無料

 

 

(児童学部)

 

 

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