文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「博物館・美術館・図書館を歩く」報告②

25.09.07

「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開設された聖徳大学文学部の参加型体験授業「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。

RE科目「博物館・美術館・図書館を歩く」は、座学と学外研修を通じて、三つの異なる社会教育機関の社会的役割、そしてそこで働く学芸員、図書館員の業務について学びます。

第2回の学外演習では、台東区立書道博物館を訪れました。引率は、書道文化コースの小倉先生、図書館情報コースの石井先生、片山先生、坂本先生、歴史文化コースの江口先生です。
到着すると、さっそく館長の鍋島先生が開催中の企画展「龍門二十品―北朝の書を中心に―」について解説をしてくださいました。

「龍門二十品」とは、中国北魏時代、龍門石窟に刻まれた造像記(仏像の由来を伝える文)から二十種を選んだもの。
書道博物館創設者の中村不折は、この拓本を入手して書道研究に目覚めていったそうです。館長からは、不折がパリ留学の際に拓本を持参し、夜な夜な臨書をしたというエピソードも伺うことができました。

本館には、中村不折が蒐集した中国の古い石碑や甲骨文が刻まれた骨などが並びます。教科書でしか見ることのないような古代の漢字資料を間近に鑑賞し、その歴史を学ぶことができました。

最後に、学芸員の笹川先生から博物館の歴史や中村不折についての解説がありました。
展示資料などに関する質問にも答えていただき、受講生は所蔵品の特徴や学芸員の仕事について理解を深めました。

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【聖徳大学35周年・短大60周年記念行事のお知らせ】
聖徳大学35周年・聖徳大学短期大学部創立60周年を記念して、9月20日に記念行事が行われることとなりました!
さまざまな楽しい企画を開催いたします。
卒業生の皆さんのご来校を心よりお待ちしています。
旧・日本文化学科と文学部の卒業生の皆さんで、ご出席いただける方は、こちらの参加申し込みフォームから申し込みをお願いいたします。(新しいタブが開きます)

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