文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「もっと!図書館を歩く」報告①

24.12.09

日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、
「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。

秋学期RE科目「もっと! 図書館を歩く」では、さまざまな種類の図書館を訪れて、伝統的、先進的な図書館サービスを肌で感じながら、これからの図書館に求められるサービスを考えます

今年度は10月26日(金)の午前中に「サンコーテクノプラザ流山市立南流山地域図書館」を訪問しました。
今回訪問した南流山地域図書館は流山市立図書館の地域館として2022年に設置された新しい図書館となります。

この図書館は南流山児童センターが併設されており、地域の公共図書館としての機能と流山市の児童センターの機能を併せ持つ複合施設として運営されています。
このため、特に子どもに対する図書館サービスが充実しており、毎月さまざまなイベントが行われています。
また、1階にはカフェも併設しており、地域コミュニティの憩いの場として利用されています。

3階こどものほんのへや(児童図書館)を見学する様子をみてみましょう。

左:3階 こどもほんのへや(児童図書館)
右:みみ館長がお出迎えしてくれる「おはなしのへや」
階段や子どもが入り込める小さなスペースなど、子どもが楽しめるような空間作りがなされています。
左:「おはなしのへや」内部
右:除菌ボックス

4階の一般書架も含め、図書館をくまなくメモをとりながら見学しました。
普段、利用者が入ることができない、保存書庫も見学させてもらうことができました。

メモをとりながら見学する受講生
保存書庫

今回訪問した南流山地域図書館には本学図書館情報コースの卒業生が勤務されており、図書館の専門職員としての視点から、見学学生の様々な質問に答えてもらいました。

近年、増加傾向にある複合型の公共図書館を訪問し、単独の図書館施設とは異なるコンセプトのもとで設計・運営されている図書館施設を見学することで、新たな図書館サービスを考えるヒントを得ることができました。

最後に、見学に参加した受講生からの感想を一部公開します。

「靴を脱いで床に座って読書ができるなど、くつろぎながら本が読めるため、「またあの部屋で読みたい!」と思うことにより、子どもの読書活動につながるのではないかと感じた。」

「実際に見るまでは、図書館は書籍を借りるためだけの場所というイメージが強かったが、見学後はこういった図書館は地域住民への学びの場や交流の場として実際に使われていることが理解できた。」

「子どもが遊べる部屋や自習スペースだけでなく、体育館や調理室、カフェ、おはなしの部屋なども図書館サービスであり、ただ本を読んだり、勉強するだけでなく大人から小さい子どもまで楽しめることが図書館サービスだと思った。」

「定期的に開催されている読書会や勉強会、子ども向けのイベントなどに参加することで新しい知識や人との繋がりを得られることに気づいた。」

「複合施設は多様な機能や利便性、地域コミュニティの場として重要なポイントとなる。過疎化の進む地域や図書館利用の少ない地域に積極的に取り入れることで利用者の増加やイベントの開催を狙うことができるのではないか。」

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