文学部・文学科 │ 聖徳大学

2025年度・書道春季展のお知らせ―4年生にインタビュー―

26.02.08

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4年生の皆さん

毎年恒例の聖徳大学書道春季展が、
今年度2月20日(金)~22日(日)の日程で、松戸市文化ホール4F・市民ホールにて開催されます
(入場無料)。

この書道春季展は、「卒業制作展」「書道研究部展」の合同開催となっています。
「卒業制作展」は、文学科書道文化コース4年生の4年間の集大成の展示です。
書道文化コースでは、卒業制作として1人4点の作品に取り組むことになっており、
漢字・かな・篆刻(てんこく・印を彫ること)・調和体(漢字とかなを調和させて書くもの)の各書体の中から、「古典臨書作品」と「創作作品」を含めて制作します。
「書道研究部展」の方は、書道研究部1・2・3年生の部員の作品を展示し、1年間の成果を発表します。

卒業制作の口頭試問の様子

開催に先立ち、卒業制作を完成させた4年生にインタビューをしました。

―卒業制作をした作品について教えてください。
「漢字は、まず隷書の創作で5文字を2幅。あと楷書の臨書で、この臨書は細かい字を4幅書きました。かなは拡大臨書を2幅。創作として調和体で歌詞を書きました。これは、入学した頃からやりたいと考えていたものです」
「漢字の臨書は行書と草書が混じっているもので、2行ずつ4幅の作品です。漢字の創作は全紙(約69×136cm)の横向きで2文字、北魏時代の楷書で書きました。かなの臨書は継色紙(つぎしきし)で、現存しているもの33枚分を集めました。かなの創作はこちらも全紙サイズで、西行の山家集から春の歌を2首選びました」
「漢字の創作は、王鐸(おうたく)風の行書で杜甫の漢詩を書きました。漢字の臨書は横長の巻子で傅山(ふざん)の行草です。かなの創作は、古今集の春の歌で、寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)の字を使いました。篆刻は石2つ分です。1つは「游雲驚龍」、文字の方を彫って太く見せる白文(はくぶん、陰刻とも)で濃い赤に。もう1つは「獨立不懼」こちらは文字の周りを彫る朱文(しゅぶん、陽刻とも)で朱色のような明るい色にしました」

こちらが全紙サイズ
篆刻の作品

―春季展の時期を意識した作品もありますか。
「はい、春に卒業制作展なので、それに合わせて西行の歌は春の歌にしました」
「古今集の春の歌を選んだところもそうなのですが、円型の紙を3色使っていて、三色だんごに見立てて書いています」

―苦労したのはどんなところだったでしょうか。
「楷書の臨書は、細かい字を4幅にわたって書きます。1幅に1時間くらいかかるので、身体がバキバキになって、だんだん字まで変わってきてしまいます。始めの方で間違うのはまだいいですが、終わりの方で字を間違ってしまうと、本当に心が折れますね。でもこの作品は、大学1年の時の校外展でも出していたもので、この卒業制作が集大成となりました」
「かなの創作が一番苦労しました。3年生の12月から取り組んでいたのですが、1首は全然うまくいかなくて。4年生の6月くらいに、ご指導いただいている先生に「歌を変えよう」と言われてしまったので、もうハゲそうになりました(笑)。夏は採用試験対策で書く時間がとれず、ちゃんと取り組めたのは秋からなので、心の底から納得いったとは言えない、伸びしろだらけの作品です」
「漢字の創作が大変でした。書道文化コースの小倉先生が「いいじゃない」とおっしゃって、止めてくれませんでした(笑)。160字あるので、小倉先生に字書をお借りして、2週間くらいかけてどの字を使うかを考えました。同じ字を3つ使うことはないように、また字書にはない漢字もあるので、偏(へん)と旁(つくり)をうまく組み合わせることもしました」

―4年間のキャンパスライフはどうでしたか。書道文化コースの皆さんは、聖徳祭でも活躍している印象ですが。
「聖徳祭では、先輩たちと一緒に書道パフォーマンスをしました。実は、4年生で書道パフォーマンスをしていたのは私だけです」
―そうでしたか!
「私はダンス部だったので、書道パフォーマンスはしていないんです。教育実習の時期とも重なっていましたし」
―たしかに、文学部では3年の秋に教育実習に行く方がほとんどですね。皆さんの学年は3年生の時にクラスの企画もありましたね。
「そうなんです。私はその仕切りをやっていたので忙しかったです。日文コースのみんなとも調整する役目がありました」

―卒業後の進路について教えてください。
「私は、さいたま市にある高校の書道の常勤講師をすることになりました。コロナ過で高校時代を過ごしたのですが、その時の先生方に恵まれました。学校という場が大好きですし、教員をやっていこうと思っています」
日本橋の神社で働きます。これまでもアルバイトで働いているところで、とてもホワイト企業なんですよ。もともとは今通っているお稽古の先生からいただいた話で、「筆耕さん(筆で文字を書く仕事)が足りない」ということで入りました」
「私は、千葉県内のお寺で、浄書係をします。50社以上就職活動はしたのですが、続けていく中で「違うな」という気持ちがあり、3年の年末年始に奉仕員として働いたことがきっかけで、採用試験を受けることになりました」

聖徳大学での学びを生かした仕事に就く今年の4年生の皆さん。
漢字、かな、篆刻、それぞれご指導いただいている先生とのやりとりも楽しそうに話してくれました。
書道文化コースは文学部の中でも比較的少人数のコースです。それだけに先生方との距離感が近く、熱心にご指導いただけた様子が伝わってきますね。

どうぞ、学生の皆さんの日頃の鍛錬の成果を、書道春季展にてご覧ください。
皆さまのお越しをお待ちしています。

インタビュー後にお菓子を選ぶ皆さん。
それぞれの好みがあるようです。

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