文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「もっと!図書館を歩く」報告①:東京文化会館音楽資料室

25.12.06

日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、
「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。

秋学期RE科目「もっと! 図書館を歩く」では、さまざまな種類の図書館を訪れて、伝統的、先進的な図書館サービスを肌で感じながら、これからの図書館に求められるサービスを考えます

もっと!図書館を歩くでは、2025年10月19日、東京文化会館音楽資料室を訪問しました。
音楽資料室は東京文化会館4階にある音楽専門の図書館です。クラシック音楽を中心とした図書、雑誌、楽譜、視聴覚資料のほか、東京文化会館で行われた公演のプログラムを所蔵しています。
一歩足を踏み入れると、ふだんの図書館とはまったく違う雰囲気です。棚にはぎっしりと並ぶスコア、歴史的なレコード盤、世界の音楽を記録してきた資料の数々。
司書の方から、音楽資料にはどのようなものがあるのか、どのように使用されるのか実際の資料をみせてもらいながら説明を受けました。

レコードやレーザーディスクなど、音楽の視聴に欠かせない、様々なメディアや再生機器も保存されています。
スマホ1台で音楽が聴ける時代、でもそこに至るまでの歴史を感じたみなさんでした。

「この場所で、誰が何を演奏したか」という一度きりの形のない演奏を未来に残していくための資料として講演プログラムも保存されています。
「プログラムって資料になるんだ!」という気付きも。

東京文化会館は来年度から、全面的な設備機器更新等の大規模改修工事を行うため、休館します。
会館から約60年間を支えてきた資料室の今の姿を実際にみることができる貴重な機会でした。

【お知らせ1】
「聖徳大学文学部Instagram」では、さまざまな1分動画の連載が始まりました。
たくさんの学生の「生の声」が聞ける動画になっています。ぜひブログと合わせてご覧ください!
https://instagram.com/seitoku_bungaku?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==

【お知らせ2】
聖徳大学博物館で、12月12日まで「本で見る江戸の暮らしと文化―蔦屋重三郎の魅力を探る―」が開催中です。
文学部の松本麻子先生が取材を受けた記事が朝日新聞WEBサイトの記事にも掲載されたほか、Yahooニュースにも同じ記事が掲載されています。
NHKの大河ドラマで放送中の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公・蔦屋重三郎らの作品を展示したもので、35点の狂歌絵本のほとんどが初公開です。ぜひ皆さまおいでください!

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