RE科目「百人一首―恋の歌を読む―」報告①
25.07.21

文学部1年生を対象に、「学びの楽しさと感動」をコンセプトとした、本物を見て学びを深める「RE科目」(正式科目名は「人文科学入門」)。「RE科目(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)」のご紹介です。
RE科目「百人一首―恋の歌を読む―」は、百人一首の歌とその歌人を中心に学びを深め、
平安時代や鎌倉時代の「かな」で書かれた作品を鑑賞する授業です。
本物に触れ、先人たちの筆づかいや紙の美しさ、和歌にこめた思いを実際に味わえるのが、この授業の魅力です。

座学の授業では、百人一首を選んだとされる藤原定家(ふじわらのていか)やその特徴的な字、彼の一族について学んでいます。
恋歌の中では、夭逝した貴公子・藤原義孝の「君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな」、怨霊になったという伝説を残す崇徳院の「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」が人気を集めており、歌人のエピソードや恋歌が生まれた背景を楽しく学んでいます。
学外授業では、上野にある東京国立博物館本館を訪れ、東博コレクション展内の「お宝探し」をしました。


東博コレクション展では、撮影禁止のマークがないものについては、個人利用に限り撮影もOK。貴重なお宝をスマホのカメラに収めることもできます。
今回のミッションは次の通りです。
①担当の松本先生、諸井先生、特別ゲストの小倉先生の3人を探し、解説を聞く。
②百人一首歌人ではないけれども、百人一首にも大きく関わる藤原行成の字の写真を撮る。
③重要文化財の阿弥陀如来とチーム全員で記念写真を撮る。
④写楽の浮世絵を作成する。
⑤自分の気に入った展示品の写真を撮影する。
さあ、全員制限時間内にミッションは達成できたのでしょうか!?


学外授業を終えた次の授業では、自分のお気に入り作品のプレゼン大会を行いました。
1年生ながら、パワーポイントも一生懸命作り上げていましたよ。

次回は、聖徳大学が所蔵する百人一首関係の貴重な品を間近で見ることができる特別授業の様子、五島美術館での学外授業の様子を合わせてご報告します。
お楽しみに!
【お知らせ】
「聖徳大学文学部Instagram」では、さまざまな1分動画の連載が始まりました。
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【聖徳大学35周年・短大60周年記念行事のお知らせ】
聖徳大学35周年・聖徳大学短期大学部創立60周年を記念して、9月20日に記念行事が行われることとなりました!
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