RE科目「博物館・美術館・図書館を歩く」報告①
25.06.07

「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開設された聖徳大学文学部の参加型体験授業「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。
RE科目「博物館・美術館・図書館を歩く」は、座学と学外研修を通じて、三つの異なる社会教育機関の社会的役割、そしてそこで働く学芸員、図書館員の業務について学びます。
2回の学外研修のうち、初回は日本で唯一の国立の児童書専門図書館、「国際子ども図書館」です。引率は図書館情報コースの石井大輔先生、片山ふみ先生、坂本俊先生。引率教員による解説を受けながら館内を見学。受講生は、メモを取りながら熱心に聞いていました。


国際子ども図書館は建物に大きな特徴があります。明治期に建てられた旧帝国図書館の建物をリノベーションする形で利用されているため、館内には当時の面影を残す設備や内装を見ることができます。

世界の絵本を集めた「世界を知る部屋」は、帝国図書館時代には貴賓室として使用されていた部屋で、天井の装飾や寄木細工の床板など当時の内装が再現されていました。他にも、創建当時から使い続けられている大階段、現在は本のミュージアムとなっている閲覧室(帝国図書館に通い詰めたという名だたる文豪たちも利用したに違いありません)などについて解説を受けながら、帝国図書館から続く国立図書館の歴史や役割を知り、理解を深めました。

学外研修後の事後学習では、個々に作成した見学記録をもとに、グループディスカッションをおこない、各々の気づきを共有しました。

今回の体験や意見交換を通して、多くの学びを得られたようでした。次回は、書道博物館の見学についてご報告したいと思います。お楽しみに!

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