RE科目「新撰組を歩く」報告②
25.01.13

「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。
RE科目(参加型体験授業)「新撰組を歩く」は実地をめぐり新撰組の実像に迫る科目です。
担当は歴史文化コースの大庭先生・石本先生です。先に都内をまわった学生たちは、調べ学習で発表を重ねてきた上で、今回は京都編を実施しました。早速ご報告しますね。
一日目は午前8時半頃に東京駅集合、毎回そうですが遅刻者もなく、みな元気に集まりましたよ。京都駅に到着後一旦ホテルに荷物を預けます。その後、いよいよ隊士たちの足跡をなぞりながら京都巡見がはじまります。天気は好天に恵まれましたよ。
巡見は西本願寺北集会所と不動村の屯所跡(現在は安寧小学校)を見学しました。近藤・土方らが最初におりましたのが壬生、そして西本願寺へとうつり、最後の京都の拠点が不動堂村でした。南へ、南へと進んでいく隊士の足取りを、1日目は、屯所の規模の変化から考えていく巡見となります。道中は、民俗学担当の石本先生から解説も加わり、熱心に質問を重ねる学生の姿もありました。

1日目の大きな見学箇所は、角屋です。角屋から八木邸までの道程は、芹沢鴨らが暗殺される舞台をなぞる道程にもなります。八木邸では、ガイドの方の熱心で丁寧な解説を聞き、学生たちは大満足でした。1日目はこれで終了となります。
2日目も快晴の中出発です。今回は、いよいよ八木邸から黒谷金戒光明寺まで歩きます。ここは京都守護職に就任した松平容保が陣所を置いた場所で、新撰組組長近藤勇も訪れた場所です。学生たちはその道中を追体験したく、徒歩でやって来たわけです。今年は、謁見の間も特別に拝観することができ、学生たちは大満足です。学生の中には、いわゆる「推し」の隊士を連れてくる学生もおりました。教員たちはその姿にびっくりもしていましたよ。

途中の池田屋跡では、大庭先生による丁寧な解説もいただきましたよ。今年は好天にも恵まれ、学生たちも多くの学びを得ながら歩みを進めてまいりました。黒谷金戒光明寺は今回の巡見の最後の場所です。皆さん本当によく歩きました!そのあとは自由時間です。皆さん楽しそうに祇園・四条河原町を散策し帰路につきました。
今回でRE科目「新撰組を歩く」の巡見は終了です。来年度もまた、京都で学びを深めていく予定です。RE科目は課題を多面的に学ぶことが目的です。今後も実施していきたく思います。
