帝国ホテルで新入生合宿が行われました②
24.05.06
昨年度から「新入生向けプレミアムRE科目」として、東京・日比谷の帝国ホテルにて1泊2日で一流のセンスとマナーを学ぶ、文学部独自の新入生合宿(Blooming Stay Program)がスタートしました。
初日のプログラムを無事に終えた新入生の皆さん。2日目のプログラムは、東京の中心をめぐるオリエンテーリングとなっています。
コースは以下の4つ。グループごとに歩きます。
1)皇居―江戸の中心を歩く―
2)日比谷―日本最初の洋風公園を歩く―
3)丸の内―近代を形作った建築を歩く―
4)銀座―近代文学の街を歩く―
チェックポイントとなる場所には先生方がいて、通過を報告。
あいにく途中から雨となってしまいましたが、グループごとに楽しく散策できたようです。
1)皇居コース
江戸・東京の中心である 江戸城・皇居の周辺を歩きます。
東京の中心とは信じられないような、広大な空間を楽しむとともに、桜田門(1860年の「桜田門外の変」で有名です)・坂下門(1862年の「坂下門外の変」で有名です)・楠木正成像など、歴史的な空間を体験するコースとなっています。
「実際に銅像や門を見ることで、自分の中での歴史の解像度が上がったと感じました」(歴史文化コース)
「楠木正成像や二重橋など歴史的な建造物を見て回ることが出来てとても楽しかった。先生から解説も聞くことが出来て面白かった」(図書館情報コース)
2)日比谷コース
日本で最初の洋風近代式公園である、日比谷公園を中心に歩きます。
日比谷図書文化館の常設展示により、古代から現代までの東京の歴史を学びます。
江戸城以前の江戸の姿、江戸・東京の町並みの変化、昔の帝国ホテルの写真も見ることができます。
日比谷公園では、花壇・噴水などの公園施設を散策し、ミッドタウンの6階から、日比谷公園・皇居を眺めます。
「大都会の中にある日比谷公園は、たくさんの自然と歴史に囲まれていて、癒しをもらえる憩いの場のように感じた。短い時間だったが大満足のコースだった」(図書館情報コース)
「花壇で写真を撮るというミッションがあったけど、丁度工事中で花壇を見ることができなかったので残念でした。その後行ったらミッドタウンは、やっぱり都会だったので内装も高級そうで緊張しました」(書道文化コース)
3)丸の内コース
日本の近代を形作った、有名な建築(近代化遺産)を歩きます。
1934年に建築された明治生命館は、戦後GHQにより接収され、重要な会議の場となりました。改修中のコンドルが設計した三菱一号美術館の脇を通り、東京中央郵便局の局長室が復元されているKITTEへ。
そして、1914年に辰野金吾が設計した東京駅までのコースです。
「KITTEに伺って突然世界観の変わる雰囲気に少し緊張しました。当時の物が残っていてとても味のある場所だなと感じました」(教養デザインコース)
「東京には行っても、丸の内を回ることや東京駅の外観を実際には見たことがなかったためとても嬉しかった。特に東京駅は海外の人が多くいたため英語で様々なひとたちと話せたのが楽しかった。あまり話したことのないクラスメイトとも協力しながら歩き進めることで仲が深まった」(国際文化コミュニケーションコース)
4)銀座コース
近代の作家達が歩いた銀座の面影を探しながら、銀座の〈新〉と〈旧〉を味わうコースです。
たとえば泰明小学校は島崎藤村・北村透谷が学んだ小学校として有名です。銀座ルパンは太宰治・坂口安吾の写真で有名なバーで、文豪ファンにはあこがれの場所となっています。
1889年に開場し、現在は五代目となる歌舞伎座も写真スポットです。
「歌舞伎座に入ったり、文豪の聖地を実際に見ることが出来てとても楽しかった」(日本語日本文学コース)
「テレビで見たことのある場所に行けたことが嬉しかった。個人的には銀座ルパンと歌舞伎座に行けたことが印象に残った」(図書館情報コース)
東京の中心部は、外国の方々も多く訪れていました。
「外国人の観光スポットになるところがたくさんあり、話しかけてくれる外国人もいていい経験になった」(教養デザインコース)
「とっても楽しかったです!チェックポイントが全て近くにあったので迷子になることもなくみんなで楽しくお話ししながら歩く事ができました。外国の方々がツアーで来ていて、その方達とお話もできて貴重な体験ができました」(国際文化コミュニケーションコース)
学生の皆さんにとっては、クラス内での仲を深めると同時に、思いがけないグローバルなコミュニケーションの機会ともなったようです。
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