RE科目「恋の歌を読む―百人一首を中心に―」報告②
23.09.25
「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、「RE科目(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)」のご紹介です。
RE科目「恋の歌を読む―百人一首を中心に―」は、百人一首の歌とその歌人を中心に学びを深め、
平安時代や鎌倉時代の「かな」で書かれた作品を鑑賞する授業です。
本物に触れ、先人たちの筆づかいや紙の美しさ、和歌にこめた思いを実際に味わえるのが、この授業の魅力です。
学内での特別授業に引き続き、上野の東京国立博物館での学外授業の様子をお伝えします。
今回の学外授業は、東京国立博物館の本館(1Fと2F)で開催されている「総合文化展」が舞台に。
この国立博物館の本館は、もともと明治10年に来日した英国人建築家コンドルの設計によるものでしたが、関東大震災で倒壊。その後、昭和13年に建てられたのが現在の本館です。
コンクリートの洋風建築に和風の瓦屋根をのせた「帝冠様式」の代表的建築で、平成13年に重要文化財に指定されました。それ自体が一見の価値ありの重厚な建物です。
「総合文化展」では、撮影禁止のマークがないものについては、個人利用に限り撮影もOK。貴重なお宝をスマホのカメラに収めることもできます。
学生の皆さんは本館前に集合し、2つのグループに分かれてミッションを完了させます。
そのミッションとは……。
①総合文化展内のどこかにいる教員を探し出し、3人それぞれの解説を聞け!
②興福寺建立の際に埋められたお宝(国宝)の写真を撮影せよ!
③『明月記』と記念撮影をせよ!
④「儒者のみなさん」と記念撮影をせよ!
⑤自分の気に入った展示品の写真を撮影せよ!
さあ、15時30分までに、すべてのミッションは完了するのでしょうか……!?
無事ミッションを完了した学生の皆さん。
学外授業を終えた次の授業では、自分の〈推し〉展示品についてのプレゼン大会を行いました。
百人一首に関するお宝だけでなく、刀剣や水墨画、浮世絵、麻の着物など、さまざまなお宝に注目した、熱いプレゼン大会となりましたよ。
楽しく学んで、楽しく発表。充実した学外授業を終えることができました。
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