文学部・文学科 │ 聖徳大学

書道文化コース岩井秀樹先生が今上天皇御製碑を御揮毫

23.08.24

左:除幕式に出席された岩井秀樹先生(右からお二人目)
右:岩井先生が揮毫された御製歌

8月10日(木)に、熊本県阿蘇市の阿蘇山山頂付近において、今上天皇御製碑除幕式並びに二次避難休憩施設落成の式典が行なわれました。
この今上天皇御製碑を揮毫されたのが、文学部の岩井秀樹先生です。

岩井先生は、平安時代からの「かな」を専門とする書家でいらっしゃいます。
これまで、2度の日展特選をはじめとした数々の賞を受賞され、読売書法会常任理事などの役職をつとめながら、聖徳大学で書道文化コースの指導をなさっています。

今回岩井先生が揮毫された天皇陛下の御製はこちらです。
「蒼(あお)き水たたふる阿蘇の火口より噴煙はのぼる身にひびきつつ」
これは、皇太子殿下でいらした2007年に阿蘇山火口を見学され、翌年の2008年に「火」という題の歌会始において、雄大な阿蘇の景色に感動されたことを和歌にされたものです。
この御製を阿蘇市民・熊本県民のシンボルとして歌碑にしようということになり、岩井先生に揮毫の依頼がありました。

歌碑

岩井先生は歌碑の除幕式にも出席されました。(右からお二人目)

この歌碑がある二次避難休憩施設は、直径50cmの噴石が飛んできても耐えられる設計となっており、令和2年から工事が進められてきました。
自然災害やコロナによって中断、延期され、このたび地元の方々にとっては念願の完成となったとのことです。
岩井先生が揮毫されたこの歌碑が、永く阿蘇を代表するシンボルとなることを祈ってやみません。

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