文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「もっと!図書館を歩く」報告②:武蔵野プレイスの見学と企画発表会

23.02.19

武蔵野プレイスの前で(撮影時のみマスクを外しています)

「日本一楽しく学ぶ」をコンセプトに開発された、聖徳大学文学部の体験型授業、 「RE科目」(REとは、Reality Experience:人生におけるとても貴重な本質的体験という意味)のご紹介です。

RE科目「もっと!図書館を歩く:未来の図書館をつくるアイディア」は、先進的なサービスを展開している図書館を訪ねサービスの最前線を体験したあと、受講生自身が実際に新しいサービスの企画にチャレンジする参加型授業です。

今回は、学外研修2回目の「武蔵野プレイス」(東京都武蔵野市)の見学とこの科目のまとめとして受講生が企画した新サービスの企画発表会の様子をお届けします。

私たちは11月11日(金)の午後に「武蔵野市立ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」を訪問しました。武蔵野プレイスは、図書館だけではなく「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」の機能を併せもつ複合機能施設です。1Fのエントランスにはゆったりと読書や談笑しながら休憩できるカフェスペースがあり、賑やか。もちろん、静穏な環境が保たれた図書館ゾーンもあります。地下2階のティーンズスタジオでは、勉強・読書などができるラウンジのほか、各種のスタジオ(楽器演奏、ダンス、工作)、卓球やボルダリングができるスペースがあり、各々の目的に沿って長時間滞在して楽しめる施設となっていました。昨年は休止しているサービスもありましたが、十分な感染症対策をしながら新しい利用条件のもとでサービスが再開されていました。

さて、2回の学外研修を終え、この科目の最後のまとめとして「図書館の新しいサービス」を考えていきます。

企画発表会に向けてアイデアを出し合う様子

そして1月13日(金)には企画発表会を行いました。ゲスト講師として、聖徳大学名誉教授であり元国立国会図書館国際子ども図書館館長の村山隆雄先生、そして、図書館情報コースの卒業生であり、現在聖徳大学川並弘昭記念図書館事務室にお勤めの里内多美恵さんをお招きしました。

OGの里内多美恵さん(左)と名誉教授の村山隆雄先生(右)

企画発表では、サブスクリプションを取り入れた有料サービスの提案、ショッピングモール内の図書館や学校図書館での放課後を利用した託児所や学童の役割を果たす図書館サービスなどが提案されました。

学生のみなさんの発表の様子

ゲスト講師の両先生からは、利用者の方の状況などを踏まえた図書館員ならではの視点からのアドバイスをいただき、実際の図書館で実施していくにはさらにどのような点を深めていく必要があるのかを学びました。

村山先生からは最後に「若いみなさんならではの自由な発想がたくさんつまった魅力的なサービスの提案でした」とあたたかいご講評をいただきました。

村山隆雄先生のご講評

この科目の受講を通じて図書館により興味を持ち、今後も利用者として図書館のサービスに積極的に参加していく学生も多いのではないかと思います。また、受講生の中には、これから図書館をより専門的に学んでいく学生もいます。発表会でゲスト講師の先生からいただいたアドバイスは、今後の学びにつながる大きな気づきになったのではないかと思います。

PAGE TOP