文学部・文学科 │ 聖徳大学

RE科目「人はなぜ怨霊となるのか? -菅原道真と平将門-」報告

21.08.10

RE科目「人はなぜ怨霊となるのか」は、日本の怨霊の成立とその展開について、歴史学と民俗学の成果を踏まえつつ学んでいきます。担当は歴史文化コースの黒須先生と石本先生です。
今年は6/11に1回目、7/2 に2回目の見学をおこないました。その時の様子をお伝えいたしますね。
なお、COVID-19への対応として見学は密状態にならないことが大前提です。今年は2回ともその場での解説は極力控える形になりますので、学生達は講義での学びと見学前の事前学習にてしっかりとポイントを押さえていきましたよ。
1回目は、最初に将門塚、次に和気清麻呂像をみながら、神田明神の見学をいたしました。

将門塚は改修工事をおえたばかりで、景観がかわっており、学生たちはびっくりしながらも事前学習の学びと実地を確認する重要性を改めて考えたようでした。こちらも整備を終えた和気清麻呂像にて少し先生のお話をお聞きしながら、神田明神まで足を伸ばし1回目の見学を終えました。学生は講義で聞いたもの、実地で関心を持ったものを感じながら学びを深めていたようですよ。

2回目は東京国立博物館です。歴史学・民俗学からみる怨霊を考える上で、歴史そのものに触れる体験は重要です。例年ですと鎌倉への見学でしたが、この状況下ということもあり、今年は東京国立博物館にて展示を経験する、という学びとなりました。教科書で見たものを自分の目で見る経験に学生達は大興奮。その場でのみ感じられることを十分感じていたようです。

RE講義は実際に現地に赴き、質感を大事にした歴史の学びを深めていきます。こうした状況下ではありますが、最大限の注意と教員の工夫を加えおこなっていきたく思います。

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