教育学部・教育学科 │ 聖徳大学

今だからこそ伝承遊び 神谷先生の「できる!たのしむ!むかしのあそび」

19.06.06

皆さん、こんにちは!
児童文化コース神谷明宏先生が、伝承遊びの本『できる!たのしむ!むかしのあそび』(小峰書店)を出版されました。
神谷先生に、新しい本のことや、ご専門についてお話を伺いました。

 

―神谷先生、ご出版おめでとうございます。新しい本について教えてください。

これは、僕が専門にしている「伝承遊び」、つまり「コマ」や「凧あげ」、「お手玉」といった遊びを子どもたち自身が楽しむための本です。
お手玉なら、ひとつのお手玉をはねあげて遊ぶところから始まり、大勢で遊ぶ方法までが、順序だてて説明してあります。

 

―反応はいかがでしたか?

児童館などから「こんな本を待っていた」というお声をいただきました。
今、現場の指導員も昔の遊びを知る人は少なくなっています。でも、地域が活性化していくためには、世代を超えて楽しめる遊びが必要なのです。
各巻に「お礼状」の見本や、賞状の見本があるので、遊んだあとの交流も期待できるよう工夫しました。

 

―どうして、伝承遊びが現代の子どもに必要なのでしょうか?

伝承遊びには、身体を使う遊びや、仲間と協力する遊び、自然に触れる遊びがたくさんありますが、これらは現代の子どもの遊びに大きく欠けているものです。
家の中で個々の子どもが遊んでいるだけでは、地域とのつながりが育ちません。
伝承遊びは、世代を超えて楽しみを共有できるものです。
遊びを通して地域が活性化すること、親や子どもが孤立しないですむ社会が実現することを願っています。

 

学内にある「こども図書館」に飾られている郷土玩具は神谷先生が集められ、寄贈されたものです。
日本全国の珍しい玩具がたくさんあります。季節ごとに展示替えをし、今は五月飾りが展示されています。

 

玩具に塗られた赤色は、子どもを病気から守る色だと信じられていました。
郷土玩具も、それぞれの土地で、子どもの健やかな成長を願ってつくられたものです。

 

子どもたちは、昔からおおぜいの大人に見守られて育ってきたんですね。
神谷先生は、児童文化コースで伝承遊び野外活動、レクリエーション、地域活動、児童館に関連する科目等を担当しています。先生の授業は他のコースの学生も受講しています。

 

神谷先生の講義を、6月8日(土)の東京ビッグサイトで行われる「夢ナビ」で体験できます。
子どもに関心がある方だけでなく、伝承文化、地域活動やレクリエーション等に興味のある方もぜひお越しください!

★6月8日(土)は、東京ビッグサイトで夢ナビライブ

聖徳大学児童学部は「まなびステーション」で「児童学」のブースを担当します。児童学、保育、教育についてなんでもご相談ください。
「学問の講義ライブ」では児童学部から神谷明宏先生初鹿静江先生が30分の講義をいたします。
是非、ご参加ください!

 

6月9日(日)はオープンキャンパス!(午前の部10:30〜13:00/午後の部13:00〜15:00)
児童学部の学科コーナーは、1号館図書館5Fで開催。
今回は、附属幼稚園見学を実施!詳しい内容はこちら!

 

★児童学部限定の「ミニオープンキャンパス・受験なんでも相談」6月15日(土)13:00〜15:00。
AO入試エントリーシートのアドバイス、コースの学びの特色、入試全般、特待制度のことなど児童学部の先生とじっくりお話ができるチャンスです。なんでも気軽にご相談ください。
「受験なんでも相談」は予約制となっております。
お申し込みはこちらから!
是非、お誘い合わせのうえご来校ください。

★「児童学部長が答えます!AO入試エントリーシートの書き方ポイント!!(2019年度版)」はこちら!

(児童学部)

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