短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

卒業生にインタビューしてみました

22.06.24

今回は東京23区内の私立保育園かんかん森保育園に勤務されているK先生をご紹介します。

 

K先生は卒業して4年目を迎えられます。保育士になって4年間ずっと一歳児の保育に携わっていらっしゃいます。勤務先のかんかん森保育園は小規模保育園で、現在K先生は1歳と2歳の合同クラスを担当されています。(小規模保育園は0歳~2歳児を対象に少人数で運営される保育園のことです!)

そんなK先生に保育士になってうれしかったことを質問してみると、「1歳から2歳まで見られるので、子どもの成長を感じることです。」という答えが返ってきました。さらに、「最大12人の全園児を大人4人で保育しているので、密な関係ができ、しっかり接することができることです。」と小規模保育園ならではの魅力も語ってくださいました。

 

でも、K先生には困ったことも!

 

一人ひとりと密に関わり、一緒に過ごす時間が長いので、子どもが甘えてくるのだそうです。自分で出来ているはずのお着替えも「やって」と甘えてくることがあるようです。そんなとき、どんな言葉を掛けるか、K先生は同じようなシチュエーションをたくさん経験されるうち、子どもたちが自分でできることを自分でできるように促す声掛けの引き出しもたくさんできたそうです。

 

保育園では多国籍の園児を保育することもあります。K先生に会話の言葉はどうされているのか伺ってみました。2歳から入園し、日本語に慣れていない中国籍の子には、必要なところはママに中国語を教えて頂いたそうです。K先生に「中国語も少し喋れるんですか?」と尋ねると・・・

 

「ママ来るよ」は「ママライラ」

 

「つーまー」は「ご飯食べるよ」で

「おーつー」は「おいしい」で

「しそー」が「手を洗うよ」で

「どぅーいーしゃ」が「ちょっと待っててね」だったかな。と流暢な中国語を披露。

 

K先生のお話を伺いながら、「きっとそのお子さんは、聞き慣れた言葉にホッとしたんだろうな、良かったな。K先生の努力、すごいな。」と感じました。

 

続いて、K先生に「保育科在学中を思い出し、記憶に残っている授業はありますか?」と聞いてみました。すると「授業より先生の印象の方が強かったです(笑)」と笑って回答。

 

そう言いながら、ピアノのレッスンが小規模だったからこそ色々な学びがあったこと、子どもたちの体操の振付ノートを作成したこと(←「すぐに使えるよう、音源ももらっていればよかった」という反省も含め)など、色々お話してくださいました。やはり、実践的な内容は現場でも役立つようですね。

 

最後に保育者を目指す人へどんなことを伝えたいか質問すると、「文章を書き慣れたり、作り慣れたりしておくと、仕事しやすくなりますよ」と具体的なアドバイスをくださいました。保育者は連絡帳や日誌、児童票など、書類を書くことも多いそうです。これらは、子どものすこやかな成長を育むため、そして保護者の支援にもつながるため、大切なことですね。

 

以上、まもなくやってくる梅雨の時期に向けて、室内で楽しく過ごせるよう、かわいい子どもたちのためにアイディアを絞るK先生のご紹介でした。

担当は森岡でした。

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