短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

授業紹介 リモートで行った「図画工作」

20.09.11

今回はホイクカ女子1年生「図画工作」の授業紹介です! 春学期はすべてリモートで行われましたが、それぞれが自宅でスケッチブックに学んだことをまとめ「造形ノート」をつくりました。図工の授業ですので、視覚的にも分かり易く保育科らしくまとめていきます。また、作品を作るだけでなく、保育の現場に出たときの貴重な資料にもなるように、課題のねらいや学習過程なども盛り込んでいきます。リモート授業では毎回の授業の説明や動画を何度も見てじっくりと取り組むことができたので、自分なりに納得のいく作品が出来上がったり、自分自身の成長を感じたりできました。春学期の授業を振り返り、ホイクカ女子たちに、お勧め課題の造形ノートのページを紹介してもらいました。

Iさんのお薦めは、「表紙からはじまる世界」の学修をまとめたページだそうです。梅雨というテーマを可愛くまとめられている所や、カタツムリの殻の部分をめくると振り返りと考察を読めるようにしたとこもオススメポイントだそうです。(下の写真はIさんが制作した表紙です)

Tさんは,最初の課題の「変身カード」!カードをめくると形が変身します。初めての授業だったので、なかなかアイデアが思い浮かばず苦戦しましたが、その分思い出深いそうです。また、それをまとめたページも画用紙を使うのではなく折り紙を使ってバラの立体感を出したり、バラの木に変身カードを入れたりすることができるところが工夫した点だそうです。

Sさんは、「子どもの描画理解」を紹介してくれました。子どもの描画の発達について知るために、自分の子どもの頃の絵を模写してみました。大人になると同じように描くのは思いのほか難しいことが分かりました。

Nさんは、「絵の具であそぼう」を紹介してくれました。筆を使わないいろいろな技法を学ぶ授業です。Nさんの授業後の感想です。 「今まで、図画工作という科目は苦手意識を持っていましたが、今回の授業で楽しいという気持ちを持って取り組むことができました。春学期はすべてリモート授業で不安に思っていましたが、授業内容を細かく丁寧に分かり易く説明してくださって、教科書を読んだり、先輩方の造形ノートを参考にしたりしながら、自分のペースではありますが、毎授業一生懸命に取り組みました。始めていくうちに、早く次の課題が作りたくなるくらいでした。」

Kさんは、「キミもアーティスト」「表紙からはじまる世界」を紹介してくれました。Kさんの授業後の感想を紹介します! 「最初のころは、計画を立てても色画用紙を切ったり貼ったりすることに慣れていなかったため時間がかかっていましたが、授業を重ねるにつれ手際よくできるようになり、何事も経験を重ねることが大切だと学びました。苦手意識を持っていた私も楽しくできたのがいろいろな技法を使った「キミもアーティスト」です。それぞれの作品に個性が現れるのも面白いと思いました。図工の授業を通して、自由に作ることの楽しさを知るだけでなく、子どもの表現の特徴も知ることができました。そして、作品を作ることで子どもの気持ちを考えたり、指導法を考えたりすることができました。」   まだまだ、コロナ感染の終息は不透明ですが、それでも子どもたちの毎日を明るく楽しくできる保育者を目指して、ホイクカ女子たちはリモートの中でも充実した学びができたようですね。  授業担当 北沢昌代  

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