短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

保育科授業紹介【児童文化Ⅲ〜2】学習成果発表会までの道のり③ ミツカラナイ→み〜つけた!! パート2

20.02.11

いよいよ学習成果発表会に向けて、みんなのアイデアを出す時がやってきました。前回の記事に引き続き、Dクラス「ヘンゼルとグレーテル」チームの道のりをご紹介します。   【Dクラス ヘンゼルとグレーテル チームの場合】

ここはなんと、たった2人で発表するようです!?先生の話だと、これまでの表現発表会の歴史上、2人だけでやるのは初めてとのこと!!何やらかなりのこだわりを感じます。 この日はしっかりと計画を練っていました。 そして2週間後…

すっかり衣装も製作し、小道具の準備までできています。 世界観がしっかりと固まっていました。 内容は、グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』のお話をもとにしたオリジナル劇です。 たった2人で演じるので、入念な台本の打ち合わせを先生と行いました。

では本番をどうぞ!!

『ヘンゼルとグレーテル』のオリジナルストーリーはこうです。 国中が食糧難に陥り、ヘンゼルとグレーテル兄妹は継母から森に捨てられてしまいます。その話をこっそり聞いていたヘンゼルはパンくずを一つずつ道に落としていきますが、鳥に食べられてしまい帰ることができなくなります。空腹の2人の前に現れたのはお菓子の家!大喜びの2人に、家の主であるお婆さんがご馳走を振舞い、寝床を与えます。ところがお婆さんは魔女でした。ヘンゼルを家畜小屋に閉じ込めると、グレーテルに食事を作らせヘンゼルを太らせ、頃合いを見て食べようとします。しかし2人はお婆さんをうまく騙し、かまどに突き飛ばすと、魔女の家にあった宝石を持って無事に家に帰りました。その頃、継母は病気で亡くなっており、2人を捨てたことを後悔していた父親と3人で幸せに暮らしましたというお話。  有名なお話ですが、随所にオリジナルのネタを挟み込み、子どもにも(学生にも?!)楽しめる工夫がされていました。 ① 森に迷った不安そうなグレーテル。 ② でも「心配ないさ〜〜〜〜〜」とライオンキング並みに声高らかにグレーテルを安心させるヘンゼル。 ③ ヘン「落としたパンクズをたどれば…」 グレ「なんて頭がいいお兄様… パンクズ?!」 ④ ところが食いしん坊のグレーテルが拾って食べていましたとさ。 グレ「テへッ」

見事なオチで会場を笑わせる2人。

お菓子の家を見つけ、美味しそうに食べてたら、魔女に見つかって閉じ込められました。 でも、意外に自分のベッドより寝心地が良かった様子。 しかも、ヘンゼルが作る料理は美味しくて、食べ過ぎたみたいです。

無事に魔女を釜に押し込め、檻からヘンゼルを助けようとするグレーテル。 こんな頑丈な檻をどうやって…そうだ!斧で壊せば!? けれども上手くいきません。 ところが普通に扉を押すと… どうやら最初から開いていたようです。 こうしてお家に戻れましたとさ。   最小限の小道具ながら、見事な演技と巧みなセリフで会場を魅了しました。 劇あそびの楽しさを全身で表現したホイクカ女子2人を見て、子どもたちの表現を豊かに引き出せる保育者になると確信する発表でした!!  

担当は春日でした。

関連記事

保育科授業紹介【児童文化Ⅲ〜2】学習成果発表会までの道のり①
保育科授業紹介【児童文化Ⅲ〜2】学習成果発表会までの道のり②
https://faculty.seitoku.ac.jp/early-child/2020/02/07/news-260/

PAGE TOP