短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

授業紹介 小笠原流礼法基礎講座

19.07.30

今回は「保育科3つの特色」の一つ、「本物に触れる」聖徳教育から、小笠原流礼法基礎講座をご紹介します。   「気品」という美しい日本語があります。 気品ある女性とはどんな女性でしょうか。   この授業でホイクカ女子は美しい振る舞いを身につけ、マナーを身につけていきます。ホイクカ女子小笠原流礼法を学ぶことにより、礼儀・作法とその心を身につけ、誰からも信頼される気品ある女性を目指します。   小笠原流礼法では、日本のしきたり、伝統文化を学びます。そして、ホイクカ女子小笠原流礼法で身につける礼儀や作法は、相手を思いやる「こころ」を基底にしていることを知ります。

今回は日本の伝統的な「七夕の節供」について学習します。

やや緊張の面持ちで和室に入室。玄関での所作(←振る舞い)はとても大切です。

足運びもとても重要。下座(出入口に近い側)の足から第一歩を踏み出します。   みんなで友達の足運びに注目。

みんな美しく入室し揃ったようです。  

前の列は正座、その後ろは跪座(きざ)という姿勢です。 一つ一つの姿勢に名前があり、意味のある姿勢なのです。

それでは始めます。こちらは授業ご担当の前野洋子先生です。 では、ご挨拶。

お扇子を前に置き、

接手礼(せっしゅれい)。(両手を膝横に置きます)

双手礼(そうしゅれい)。そしてお扇子をしまいます。   これらの動きが流れるように行われる(ことを想像する)と、とても美しいです。 ホイクカ女子は、ぎこちなさも残りつつ、一生懸命先生の言葉に合わせて所作を行います。   さて、今回は「七夕の節供」を学習します。 まずは、先生が「七夕の節供」ついてお話をされます。

日本では1200年以上も昔から行われていた伝統行事だそうです。 七夕飾りの短冊は、今はみなさん紙に書きますが、昔は紙がなかったので、「梶(かじ)の葉」の木の葉の裏に書いていたのだそうですよ。 七夕は、みなさんご存じ、織姫と彦星(織女星と牽牛星)のラブストーリーです。 先生が由来や伝説を織り交ぜながら、とても分かりやすく楽しくお話してくださいました。 いよいよ、ホイクカ女子も自分で書いた短冊を飾ります。 ここでも重要な所作。

大切な短冊を持つときは乳通りといって胸の高さで持ちます。   短冊を清めて…

お願いします。

ここで気になる七夕のお供え物。ちょっと近寄ってみましょう。

三宝にお供えしてあるのは当季(その季節)のもの。 お赤飯干鮎、そして熨斗(のし)をお供えしてあります。 は今の時期にとれる野菜ですし、お赤飯に入っている小豆は6月に収穫されたものです。 はこの時期にとれる魚ですが、今回は紙で作った干鮎を奉書紙で包んでいます。   ちなみにこの、おなかとおなかを合わせています。なぜでしょう。 夫婦和合を表しているのです。織姫と彦星が背中合わせでは困りますからね。 他にもこの七夕の節供を学習するために、先生方が和室に色々な準備をしてくださいました。

その一つ一つに意味があり、伝統があります。   静かな感動を覚えます。   最後に先生のお話を伺って、みんなの願いが叶いますように、 心を込めます。

こうしてホイクカ女子七夕の節供を通して、大人の女性への一歩を踏み出すのです。   最後は、庭園でのショットです。

瑞々しい緑の中、美しいたたずまいのホイクカ女子

気品ある女性を目指して、ホイクカ女子はがんばります!!

担当は森岡でした。

PAGE TOP