短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

幼稚園実習のエピソード

17.12.08

保育科では2年生になると、附属幼稚園ではない様々な幼稚園に分かれ、2週間の実習に行きます。その時の体験を、私たち学生がイラストで紹介します!

幼稚園は、様々な行事を通して子どもたちの保育をしています。実習中に、芋ほりの行事に参加することができました。子どもたちは大喜びで、大きなお芋を沢山掘り大興奮!実習生も、子どもと一緒になって楽しみ、関わることができました。季節を楽しみ、土や自然に触れる貴重な体験でした。

日常の保育では、実習生は園庭や保育室で子どもたちと一緒に遊んで関わります。また、絵本の読み聞かせや、ピアノを弾き子どもたちが歌をうたう事もします。一生懸命練習した曲を子どもたちが歌ってくれると、充実感で一杯になります。

子どもたちは、成長の過程で自己主張を始めるようになると、お友達とケンカをすることがあります。小さい子どもは、まだ言葉で表現したり、お友達の気持ちを想像したりすることが難しく、保育者が代弁をしてあげてケンカの仲裁をします。

5歳児になると、ケンカも自分たちで話し合い解決することができるようになります。子どもの様子をよく見て、時には見守ることも大事だということを学びました。

実習中は、先生の指導のもと、1日の保育を自分で計画をして行います。事前に先生と打ち合わせをするので、分からないことを沢山聞く事ができます。私は、「オバケのパーティー」という、子どもが衣装を作り、それを着て「オバケのパーティー」の曲に合わせてみんなで踊る活動にしました。

当日は、実習生が先生になって子どもたちの保育を行います。制作方法を分かり易く伝え、一人ひとりが好きな模様をはさみで切って、ビニールで作った衣装に貼り付けて装飾します。

子どもは、思ったように動いてくれないので、ドキドキでしたが、最後に子どもたちが楽しそうに「オバケのパーティー」を踊った時には、ホッとすると同時にうれしい気持ちで一杯になりました。

思い出深いエピソードは、実習の最後に子どもが手紙を書いてくれたことです。私に好意を待ってくれて、気持ちを表現したいという子どもの心に触れ、大感激!その手紙は、私の宝物です。

この実習は私たちにとって、最後の実践的な学びになります。2年間、授業や実習等で学んできたことを生かし、日常の保育を通して一人ひとりの子どもの心に共感したり、寄り添ったりすることのできる保育者に早くなりたい改めて思う実習でした。

 

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